まとめ:オートバイ編集部
第4位
ホンダ「CBR1000RR-R ファイアーブレード」
レースで勝つためだけにあらゆる最新技術を投入
2020年デビューした国産リッタースーパースポーツの最新モデル、CBR1000RR-R ファイアーブレードと、その上級グレードである「SP」が、今回のバイクオブザイヤー・BIGクラスで、スーパースポーツとしては最上位の4位に食い込んだ。
レースで勝利することだけを目指し、MotoGPマシン・RC213Ⅴ譲りの最新技術を惜しみなく投入して開発されただけに、218PSもの大パワーを発揮する直4エンジンやフレーム、サスペンション、さらにカウルにビルトインされた、ダクト形状のウイングレットといった、ありとあらゆる部分が最新鋭。メカニズムのすべてはサーキットでの速さのためだけに造られており、見る者に凄みすら感じさせる。
言ってみれば、RR-Rはホンダの勝つための「執念」が詰まったモデル。これだけの意気込みを感じさせるバイクは、現在の国産車にはそうそうないだろう。
第3位
カワサキ「Z900RS」
あらゆるライダーの心に響くフォルムと走り
Z900RSは2018年モデルとして登場して以降、毎年ボディカラーの他は大きな改良は受けていないが、デビュー以降ずっと安定した人気をキープしている。今年のバイクオブザイヤー・BIGクラスでも、ハヤブサ、レブル1100という注目のニューカマーに続く3位に輝いた。
その絶大な人気の理由は、やはり「現代のZ1」というべき、往年の空冷Zを思わせるレトロな雰囲気の、かつ洗練されたスタイリングにある。一方で、メカ部分はZ900というスポーツネイキッドをベースとして最新技術で固め、想像以上にシャープなフットワークを楽しませてくれる。
カラーリングも、毎年ごとに歴代Z1のボディカラーを再現したものをラインアップ。昔を懐かしむライダーから、Z1を知らない若者まで、幅広い層を取り込んでいる。