月刊『オートバイ』の恒例企画、その年の人気ナンバーワンバイクを読者投票で決める「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」。今回はその中から排気量751cc以上の「ビッグクラス」でトップ10に輝いたバイクを紹介します!
まとめ:オートバイ編集部

第1位

スズキ「ハヤブサ」

画像: SUZUKI HAYABUSA 総排気量:1399cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:800mm 車両重量:264kg 税込価格:215万6000円~

SUZUKI HAYABUSA

総排気量:1399cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:800mm
車両重量:264kg

税込価格:215万6000円~

ハヤブサらしさを貫く熟成と進化の3代目!

今回のバイクオブザイヤーのBIGクラスのトップは久々のモデルチェンジを果たしたハヤブサだった。

1999年登場の初代ハヤブサが、圧倒的な超高速性能と個性的なスタイリングによって、瞬く間に世界中で注目を集め、2008年にはキープコンセプトで進化した2代目ハヤブサが人気を不動のものとする。2013年には根強い人気に応え国内仕様も登場、2017年で生産は終了したが人気は衰えず、日に日に復活を望む声が大きくなり、2021年に待望の3代目が誕生したわけだ。

その最大の変更点は6軸IMUを中核とする最新仕様の電子制御デバイスで、S-DMS、トラクションコントロールなどで、大きな魅力である高性能をより安全・快適に味わえるように進化。

一方で初代からのスタイリングのイメージは継承され、フレームやエンジンも定評の高い従来型をベースに熟成。これらは今もで十分に魅力的で、ハヤブサのアイデンティティとなっている。

画像: 基本デザインは初代モデルから継承。エアアウトレットからサイレンサーにかけてのラインは、エンジンの「パワーフロー」をイメージ。

基本デザインは初代モデルから継承。エアアウトレットからサイレンサーにかけてのラインは、エンジンの「パワーフロー」をイメージ。

画像: 先代モデルの1339cc水冷直列4気筒エンジンを徹底改良、パワフルさを活かしながら完成度アップ。最新の排ガス規制にも対応させた。

先代モデルの1339cc水冷直列4気筒エンジンを徹底改良、パワフルさを活かしながら完成度アップ。最新の排ガス規制にも対応させた。

画像: フロントブレーキキャリパーはブレンボ製の最新スペック。Φ320mmへ拡大されたディスクローターと合わせて制動力を向上。

フロントブレーキキャリパーはブレンボ製の最新スペック。Φ320mmへ拡大されたディスクローターと合わせて制動力を向上。

画像: スラッシュ形状が独特な左右2本出しサイレンサー。ホイールは新たにデザインされた7本スポーク形状のものだ。

スラッシュ形状が独特な左右2本出しサイレンサー。ホイールは新たにデザインされた7本スポーク形状のものだ。

画像: カウルの側面に大きく開口したエアアウトレット。ラインに沿ったメッキモールがデザイン上のアクセントにもなっている。

カウルの側面に大きく開口したエアアウトレット。ラインに沿ったメッキモールがデザイン上のアクセントにもなっている。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2180×735×1165mm
ホイールベース1480mm
最低地上高125mm
シート高800mm
車両重量264kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1339cc
ボア×ストローク81.0×65.0mm
圧縮比12.5
最高出力138kW(188PS)/9700rpm
最大トルク149N・m(15.2kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
キャスター角23゜
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格
標準車体色
黒/金、白/青215万6000円(消費税10%込)
銀/赤216万7000円(消費税10%込)

【まとめ】

画像: 【まとめ】

新型ハヤブサとレブルがその高い人気ぶりを披露

今年のBIGクラスは波乱の展開となった。新型ハヤブサとレブル1100が集計開始序盤から獲得票数をグングン伸ばして抜け出ると、しばらく互角の戦いを演じ、一時はポイント差がほとんどないところまで並んで、スタッフをヤキモキさせる展開に。

雌雄が決したのは応募締切まであと1週間ぐらいになってから。地力に優るハヤブサがジリジリとレブルを引き離し始め、そのまま順位が確定。終わってみれば両車の差は3000ポイント以上となった。

とはいえ、今年はこの2台が応募総数の3分の1以上を占める人気の集中ぶり。注目モデルの実力を大いに見せつけられた。

BIGクラスBEST10

順位メーカー車名POINT
1SUZUKIHAYABUSA6801
2HondaREBEL1100/DCT3668
3KawasakiZ900RS1972
4HondaCBR1000RR-R/SP1740
5SUZUKIKATANA1682
6SUZUKIGSX-R1000R ABS1595
7HondaCB1300 SUPER FOUR1131
8HondaGOLDWING1015
9HondaGOLDWING TOUR928
10YAMAHAYZF-R1/M870

まとめ:オートバイ編集部

※このランキングは、月刊『オートバイ』2021年10月号で発表したものになります(投票期間は2021年6月1日~8月10日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

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