まとめ:オートバイ編集部
第1位
ホンダ「CB400 スーパーフォア」
時代に合わせた進化と素性の良さで魅力は不変
今年もバイクオブザイヤーの400クラスの王座はCB400SFのものとなった。初代モデルのデビューから来年で30年、迫力ある「プロジェクトBIG-1」のスタイリングコンセプトを受け継ぎながら、モデルチェンジや細かな改良を代々繰り返しており、いまだに進化の手を緩めることはない。
ハイパワーと省燃費を両立するバルブ数切り替え機構・ハイパーVTECも進化・熟成させながら、灯火類のLED化など、最新のトレンドをふまえた装備もしっかり導入。時代に合わせたアップデートで、他の通髄を許さない完成度の高さを維持している。
走りの面でも常にクラストップ。あらゆる層のライダーを満足させる動力性能、ハンドリング、利便性を備えている。国内生産だからこそ実現可能な高品質も大きな魅力だ。
日本の道、日本のライダーのために造り込まれた、まさに「日本のための」ヨンヒャク。CBの牙城はいまだ盤石のようだ。
主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2080×745×1080mm |
ホイールベース | 1410mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 755mm |
車両重量 | 201kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 55.0×42.0mm |
圧縮比 | 11.3 |
最高出力 | 41kW(56PS)/11000rpm |
最大トルク | 39N・m(4.0kgf・m)/9500rpm |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜ 5′ |
トレール量 | 90mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/60ZR17・160/60ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | |
キャンディークロモスフィアレッド アトモスフィアブルーメタリック | 92万8400万円(消費税10%込) |
ダークネスブラックメタリック | 88万4400万円(消費税10%込) |
【まとめ】
王者CBを追い詰めた空冷シングルの2台!
長らくCB400SFの天下が続いてきた400クラス。近年は選択肢が少なく、ユニークなモデルを多数ラインアップしている125ccクラスや250ccクラスのような盛り上がりに欠けていたのも理由のひとつだったが、今年は稀に見る大激戦だった。
CB400SFの牙城を脅かしたのはSR400のファイナルエディションとGB350の空冷シングル勢。生産終了ということで別れを惜しむ読者の票を集めたSRは、一時はCBに肉迫する勢いを見せ、終わってみればわずか480ポイント差と、最後までCBを追い詰めた。
また、今年デビューしたばかりのGBも大健闘。来年以降の大暴れに期待が持てそうな勢いを見せてくれた。人気の中心はスタンダードだったが、今後はスポーティバージョンのSの人気も伸びそうだ。いずれにしても、今後400クラスがにぎやかになりそうなのは確か。2022年も楽しみだ。
400クラスBEST10
順位 | メーカー | 車名 | POINT |
1 | Honda | CB400 SUPER FOUR | 5881 |
2 | YAMAHA | SR400 Final Edition | 5405 |
3 | Honda | GB350 | 3306 |
4 | Kawasaki | Ninja400 | 2059 |
5 | Honda | GB350S | 1425 |
6 | Honda | CB400 SUPER BOL D'OR | 1327 |
7 | Honda | CBR400R | 693 |
8 | YAMAHA | YZF-R3 ABS | 653 |
9 | Kawasaki | Z400 | 495 |
10 | SUZUKI | BURGMAN400 ABS | 475 |
まとめ:オートバイ編集部
※このランキングは、月刊『オートバイ』2021年10月号で発表したものになります(投票期間は2021年6月1日~8月10日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。