昨年の「フィールドスタイルジャンボリー2020」で日本デビューを果たしたベネリ。スタイリッシュなデザインと完成度の高さを武器に、日本市場でも好評を博している。そんなベネリのニューモデル「125S」が、「フィールドスタイルジャンボリー2021」で発表された。

愛知県で開催されたアウトドアイベント「フィールドスタイルジャンボリー2021」で初公開

画像: 愛知県で開催されたアウトドアイベント「フィールドスタイルジャンボリー2021」で初公開

ニューモデル発表の場になったのは、「日本最大級の遊びのイベント」で知られるフィールドスタイルジャンボリー。昨年のフィールドスタイルジャンボリーでは、ベネリの日本デビューを発表されていたこともあり、なにかと縁のあるイベントだ。

プロトブースでは、今回のベネリニューモデル発表だけなく、さまざまなカスタムコンセプト、四輪用パーツ、E-BIKEなど、多彩な内容の展示が行われていた。

ベネリの新型車「125S」の特徴

画像: Benelli 125S 総排気量:125cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 シート高:810mm 車両重量:124kg

Benelli 125S

総排気量:125cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ単気筒
シート高:810mm
車両重量:124kg

125ccの枠を越えたフルサイズモデル

さて、今回発表されたのは「125S」。これまで、ベネリのラインナップには、コンパクトなボディに、ハイクオリティな装備と高いデザイン性を詰め込んだ「TNT125」が存在していたが、そこに新たな選択肢が登場したといえるだろう。

画像: ベネリの新型車「125S」の特徴

125S」における最大の特長は、クラスを越えた大柄なボディ。180ccサイズのエンジンにも対応するという、シャシー性能の高さによる、高次元な走行能力が期待される。

画像: 連動ブレーキを採用。

連動ブレーキを採用。

画像: 特徴的なフロントマスクは、ヘッドライトを囲むようにLEDデイライトランニングランプを装備。

特徴的なフロントマスクは、ヘッドライトを囲むようにLEDデイライトランニングランプを装備。

画像: 大柄な車体にふさわしく、タンデムシートも充分なサイズを確保している。

大柄な車体にふさわしく、タンデムシートも充分なサイズを確保している。

画像: 水冷単気筒エンジンは3プラグを採用。

水冷単気筒エンジンは3プラグを採用。

担当の梶野さんに「125S」の特長などを聞いてみました。

画像: 株式会社プロト 梶野さん

株式会社プロト
梶野さん

先に登場したTNT125は、「コンパクトなボディに、大型車並の高品質な作り込み」という特長をもっていました。今回の125Sは、より身近で扱いやすいモデルと言えます。

大柄なボディサイズに、このクラスでは珍しい水冷エンジンを搭載していますので、より日常使いに適したモデルになっています。

カラー展開など、まだ未定な部分もありますが、自信を持ってオススメできる1台です。

発売時期については、2022年の春を予定しています。


ベネリ「125S」の主なスペック

車名(型式)125Sトランスミッション形式常時噛合5速リターン
全長×全幅×全高2030
mm×7
8
0mm×10
70
mm
クラッチ形式湿式多板
軸間距離1345mm2次減速方式チェーン式
最低地上高170mmフレーム形式トレリス(格子)フレーム
シート高810mm懸架方式倒立テレスコピック
車両整備重量124kgスイングアーム
エンジン種類水冷4ストローク単気筒ホイールトラベル110mm
弁方式SOHC4バルブ50mm
総排気量125ccタイヤサイズ100/80-17
内径×行程/圧縮比Φ54.0×54.5/11.6:1130/70-17
最高出力9.4kw/9500rpmブレーキ形式/径油圧デイスク/260mm
最大トルク10.0Nm/8500rpm油圧デイスク/220mm
最高速度98km/h燃料タンク容量10L
始動方式セルフスターター使用燃料無鉛プレミアムガソリン指定 (指定オクタン価95)
点火方式トランジスタ(TLI)燃費(WMTCモード)45.5km/L
潤滑方式圧送飛沫併用型乗車定員2名
燃料供給方式フューエルインジェクション

ベネリの現行ラインナップ

既存モデル4車種もこれまで通り継続販売される予定。ラインナップは将来的に6車種になるという。

「TNT249S」

「レオンチーノ250」

「TRK251」

「TNT125」

まとめ:webオートバイ編集部/写真:プロト

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