CG:宮窪伸治
モンキー125のエンジンを採用、車名も「ST125」に決定?
モンキー125が登場し、ハンターカブが復活したあたりから噂になっていたのがダックス。モンキーのコンポーネントを新作フレームに搭載、車名も「ST125」となるのでは、と噂されていたが、ここ数年のコロナ禍で情勢はすっかり変わってしまった。
半導体など、バイクの生産に必要な部品の供給がコロナ禍で滞り、いまや新車は納車待ちが延々と続く状況。新型車投入の話は各社ともスケジュール変更を余儀なくされている。本来であれば、2021年に開催される予定だった東京モーターショーでサプライズデビューか、と言われていたダックスのデビューも不透明になってしまった。
ロングストロークの新エンジン+遠心クラッチ採用の噂も!?
とはいえ、デビューが遅れた影響で、ベースモデルのモンキー125がロングストロークの新エンジンに進化したことを受け、このダックスも新エンジンを搭載しての登場となる可能性が高まった。
ちなみに、このエンジンを搭載しているのはグロム、モンキー125、そしてスーパーカブC125。となれば5速採用か…と思いきや、このところの噂では、なんとC125系の4速+遠心クラッチを採用するとの話も急浮上!いったいどうなるのか、今後の情報に期待したい。2022年こそ、この愛らしい姿を生で見たいぞ!
出典:月刊オートバイ11月号
DAXってどんなバイク?
1969年にデビューした「ダックスホンダ」は1981年まで販売され、国内では7タイプ存在するが、初代以外は全てアップマフラーを採用している。車載して旅先でも楽しめるようにというコンセプトはモンキー同様だが、ダックスは10インチ径のホイールで大人でも楽しめるサイズとしたのが特徴。そのため、フロントまわりが脱着できるように設計されていた。
最初に発売された写真のST50/70はダウンマフラーを採用していた。以降のタイプは全てアップマフラーなので実は非常にレア。Tボーンフレームはフロント部分を伸ばすことで特徴的なスタイルとなった。燃料タンクは樹脂製でフレームボディに内蔵されている。