アプリリアが発売に向けて開発を進めている、ミドルサイズのアドベンチャーモデルが「トゥアレグ660」だ。フロント21インチを採用する車体は本格的なオフロード志向。テネレ700のよきライバルとなりそうな1台だ。
アプリリア「トゥアレグ660」の特徴
オフロード重視のラリーマシン的な一台
「トゥアレグ」はサハラ砂漠に住む遊牧民族の呼称だ。アプリリアはこの名称を1980〜90年代にかけてオフロードモデルに使っていた。その車名を復活させたことから分かるように、「トゥアレグ660」はオフロード走行を重視したラリーマシンをイメージしている。
エンジンは、アプリリアのミドルスーパースポーツ「RS660」などと同系のコンパクトな659cc水冷並列2気筒。もちろんオフロード向け改良され、最高出力はダウンしたが用途に合わせて低中速トルクを強化。
フレームは専用のスチール製パイプフレームで、フロントフォークはΦ43mm倒立タイプ、リアサスはリンク式。最新スペックの電子制御デバイスもしっかり搭載されている。ただし、現状では発売時期などは発表されていない。
アプリリア「トゥアレグ660」各部装備・ディテール解説
アプリリア「トゥアレグ660」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2220×965×NAmm |
ホイールベース | 1525mm |
シート高 | 865mm |
車両重量 | 204kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 659cc |
ボア×ストローク | 81×63.93mm |
圧縮比 | 13.5 |
最高出力 | 80HP/9250rpm |
最大トルク | 7.13kgf・m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 26.7° |
トレール | 113.3mm |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・150/70R18 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ260mmディスク |
まとめ:オートバイ編集部