ホンダ「レブル1100DCT」試乗記｜またしてもレブルにヤラれた、乗り味がアメリカンじゃない！【現行車再検証】

2022-02-02

中村浩史 @ webオートバイ

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2017年デビューの250を発火点に国産人気ナンバー1モデルになったレブル250、500、1100シリーズ！今や人気で購入待ちが出るレブル1100はやっぱり「新世代」レブルな乗り味なんです！
文：中村浩史／写真：松川忍

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速く、快適で、イージー。誰にでもお勧めできる完成度

力感のあるエンジン、クルーザーらしからぬハンドリング、さらにDCT仕様のイージーさを味わっていると、レブルは幅広い層に向けたモデルなんだとわかる。

まずは足着きがベッタリで、「クセ」がない操作性と、パワフルさとイージーさを兼ね備えた、ごく普通のスポーツバイク的キャラクターは、免許取り立てのビギナーにも、久しぶりにバイクに帰ってきたリターン層にもお勧めできる完成度。

標準装備されているクルーズコントロールをセットして、左ハンドルグリップにあるグリップヒーターのスイッチをON、トップギア6速3500回転の100km/hクルージングが、こんなに平和なモデルが他にあるだろうか——。その意味で、レブルはストリートを小気味よく走ることができて、ロングランもイージーに快適にこなせる万能スポーツだ。

さらにコストの面もよく考えられていて、マニュアルミッションが110万円（税込ってことは車両価格は100万円ジャスト）、DCTが121万円という絶妙な価格。

速くて、イージーに快適で、操作も難しくないしコストパフォーマンスも高い——あとは、コロナ禍のゴタゴタを抜けて販売車両の供給体制が通常どおりに戻ると、イッキに街中にレブル1100が増えるだろうね！