1082ccという大排気量車でありながら、ハードなオフロード走行までこなすアドベンチャーツアラーとして、絶大な支持を集めているホンダCRF1100Lアフリカツイン・シリーズ。2022年1月から登場した、さらなる利便性向上のために装備を充実させた新型アフリカツインを紹介しよう。
文:オートバイ編集部
ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン」2022年モデルの特徴
DCTの変速タイミングを改良、さらに乗りやすくなったアフリカツイン
新しいアフリカツインは、スタンダードモデル(2022年4月21日発売)に加えて、大容量燃料タンクや電子制御サスペンションを装備するアフリカツイン・アドベンチャースポーツES(2022年1月27日発売)の2タイプを設定。それぞれにDCT仕様と、ストロークの長いオフロード向けなサスペンションを装着した<S>タイプ(受注期間限定・2022年5月20日発売)をラインアップする。
長距離のハードなツーリングでも快適な走りを実現する、270度クランクを採用した1083cc水冷並列ツインエンジン、あらゆる使用条件を想定した車体の構造やディメンションやポジション設定は従来モデル譲り。改良点は、シリーズ全車にスマートフォンとメーターを接続できる「Android Auto」が搭載されたこと。
さらに、LEDヘッドライトに日中の被視認性を高めるデイタイムランニングライトも追加、エンジンも最新の排ガス規制へ対応。DCT仕様の変速タイミングも見直された。またスタンダードモデルに従来は装備されていなかった、オプションのトップボックスにも対応するリアキャリアが標準装備されている。
4タイプがセレクトできる
ミッションは6速MTと6速DCTの2タイプが選択可能で、サスペンションはノーマルと<s>が選べる。<s>は、前後サスペンションストロークを伸長し、オフロード走破性をより追求した仕様。
CRF1100L アフリカツイン・アドベンチャースポーツESも同様。
ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン」の注目ポイント