欧州レースシーンで鍛えられたパーツ群

海外、とくにヨーロッパ発のカスタムパーツを多く扱うモトサロンによるデモ車両。ベースは現行ドゥカティのフラッグシップで90度V4エンジンを積んだパニガーレV4。そのうち、SBK用ホモロゲーション取得のためにあえてショートストローク/[純正値:1103→]998cc化したV4Rだ。注目のパーツ群はと言うと……。

「まずは前後ホイールですね。スロベニアのロトボックス製で、チョップドカーボンと織りカーボンをワンピースモノコックで成型した、JWL認定の超軽量ホイール。ここは注目してほしいです。
それから、外装です。ブラックの樹脂パーツはフルシックス製ドライカーボンパーツに置き換わっているんです。フロントフェンダーやフロントウイング、フレームカバーやサブフレームカバーに、シートカバーもそうですね。塗装されている部分、アッパーカウルやサイドアッパーカウルの設定もV4/V4S/V4R用にあります」

こうモトサロンの担当・中西さんが教えてくれる内容は、見ただけでも軽く、強いという凄さが伝わってくるものばかり。

画像: 欧州レースシーンで鍛えられたパーツ群

ほかにも既に多くの有力ショップが日本製/欧州製スーパースポーツに使っているイギリス・GBレーシング製エンジンスライダーやイタリア・バルターモト製ステップにドミノ製グリップ。カナダのルイモト製シートカバーと、既に日本でも知られ、多く使われるようになった海外製ブランドパーツが並ぶ。

ところでこうした複数ブランドのパーツが装着されているのに、車両全体としてのまとまりがしっかり決まっているのはなぜだろう。

「いずれもSBKを初めとしたヨーロッパのレースシーンで多く使われ、鍛えられているからでしょうか。先ほどのカーボンホイールを初めとして、どれもがそんな世界で使われている。その意味でどれもレベルが高いからかなと思います。それで当社ではそうしたブランド紹介をして、皆さんに使っていただければと考えます」

確に国産ブランドでも、海外ブランドでも、狙う意図がハイレベルで揃えばまとまりもいい。こうした同社の扱いブランドはまだほかにもある。いずれ紹介していきたい。

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キーロックカバーにリザーバータンクステー、レバーガードに至るまでフルシックス製ドライカーボン品。車両はナンバーを取得、日常ユースも考えてデイトナ製USB電源も備えるもの。左右マスターシリンダーのリザーバーキャップはバルターモト製のアルミ削り出しパーツだ。

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ブレンボ・セミラジアルポンプマスターシリンダーはV4R純正品。レバーはドイツのMFW製でアジャスターを備える。グリップはドミノ製。

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1点1点が手作りされるシートスキン(表皮)は早くから知られるカナダのルイモト製。こうしたパーツ群はもちろん、モトサロンで購入可能だ。

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ステップはバルターモト製で、エンジンカバーに沿った薄型デザインの左右エンジンスライダーはGBレーシング。素材はガラス繊維配合率60%のエンジニアプラスチック(PA6)で、ABS樹脂の10倍の強度を持つという。外装品にもフルシックス製ドライカーボンが用意されている。

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排気系はFM Projectsによるハンドメイドの2本出しフルチタンエキゾーストを装着している。フレームカバー類も前出のフルシックス製だ。

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フロントフェンダーもフルシックス製。なお、モトサロンではベータチタニウム製64チタンボルトの車種別セット/単品の販売も行っている。

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前後ホイールはスロベニアのロトボックス製で薄型10本スポークの“BULLET”。チョップドカーボンと織りカーボンをワンピースモノコックでシームレスに組み合わせる独自の技術で、このようなスポークデザインを実現した。スイングアームカバーもフルシックス製。

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ロトボックスホイールの重量は純正比で約50%と超軽量で、ハブ部分は7075 T6アルミ合金製。適合機種は国産/輸入含めスポーツ系用が多数ラインナップされている。

取材協力:モトサロン

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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