高速道路での長距離移動を快適する「クルーズコントロール」

【主な機能・効果】
1.スロットル操作なしに、設定された速度を維持
2.長時間、長距離走行時にライダーの疲労を軽減

画像: ホンダ「NT1100」はクルーズコントロールを標準装備している。

ホンダ「NT1100」はクルーズコントロールを標準装備している。

あらかじめ速度を設定しておけば、スロットル操作なしにその速度を一定に維持して走る機能がクルーズコントロール。長距離、長時間を走る場合に、運転者の負担を減らして疲労を軽減する効果を狙った機能だ。歴史は古く四輪車では1950年代からみられたが、近年では二輪車、特に大排気量のクルーザーやツアラーなどへの採用も増えてきた。

現在のクルーズコントロールは単純に一定速度を維持するだけでなく、多くは一時的な加減速操作には反応し、操作をやめれば設定速度に復帰するレジューム機能を備えていて、走行中に設定速度を変更したり、動作を解除することも可能。刻々と変わる走行状況に合わせて断続的に使用可能となっている。

最近は二輪車の電子制御デバイスが急速に進化している中で、そのハードウェアを活かしてさらに高機能化した、一般的に「アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)」と呼ばれる機能を採用した二輪車も存在。

これは前方を監視するレーダーやカメラから得たデータをもとに、先行車の動きに合わせて自動的に加減速を行なって、車間距離を一定に保つという高度なコントロールを行うものだ。すでに四輪車ではかなりACCの普及が進んでいるが、二輪車ではまだまだ限られたモデルだけの存在だ。

画像: 写真はホンダ「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES DCT」のスロットル周辺。グレーの丸いボタンでクルーズコントロールのオンオフの切り替えを行い、そのとなりの「RES/+」「SET/-」のスイッチを使って設定速度の調整等を行う。

写真はホンダ「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES DCT」のスロットル周辺。グレーの丸いボタンでクルーズコントロールのオンオフの切り替えを行い、そのとなりの「RES/+」「SET/-」のスイッチを使って設定速度の調整等を行う。

まとめ:小松信夫

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