ホンダ「ダックス125」の特徴
70年代レジャーバイクのロングセラーシリーズが復活!
この「ダックス125」は、1969年に初登場し70年代を通じてロングセラーとなった、レジャーバイクの名車「ダックス」シリーズを現代に復活させたモデル。
往年の「ダックス」シリーズ最大の特徴であった、むき出しの鋼板製バックボーンフレームを活かした、ダックスフンドを想わせる個性的スタイリングが、クラシカルなメッキ仕上げのアップマフラー、独特なフェンダー形状などの特徴的なディテールまで含め、新生「ダックス125」にも取り入れられた。
懐かしいイメージはそのままだが、メカニズムは完全に現代のものに置き換えられた。バックボーンフレームが新設計されたのをはじめ、オリジナルでは10インチ径だった前後ホイールは12インチとなり、アルミ製キャストホイールを採用。倒立フロントフォーク、前後ディスクブレーキを装備。フロントブレーキにはABSが組み合わせられる。これらは「モンキー125」や「グロム125」に準じた内容だ。
搭載されているエンジンは、2021年にモデルチェンジした最新のスーパーカブC125などに搭載されているものと同系統の、ロングストローク設定になった123cc空冷単気筒。ミッションにはクラッチ操作を必要とせず、気軽にライディングができる自動遠心クラッチ4速を採用。力強くて扱いやすく、そして経済性にも優れる点も含め、「ダックス125」のキャラクターにマッチさせている。
往年の「ダックス」シリーズと印象に変わらない丸形のヘッドライトをはじめとする灯火類は、全て明るく、耐久性に優れるLED化された。
メーターは「モンキー125」と基本的に同じ、コンパクトの円筒形ケースにネガタイプの液晶を使用したもの。優れた視認性と必要にして十分な機能性を両立する。
シートもかつての「ダックス」の雰囲気を感じさせるシンプルなデザインのロングシート。メッキ仕上げのグラブバーの形状も使いやすく、小さいながらもタンデム走行も安心できる造り。
シート下には前からエアクリーナーボックス、燃料タンクが並ぶ。過去モデルの「ダックス」では燃料タンク容量がおよそ2.5Lと小さかったが、この「ダックス125」は約50%アップの3.8Lにまで拡大されていて、十分な航続距離を確保し使い勝手の良さがプラスされた。
ホンダ「ダックス125」のカラーバリエーション・価格・発売日
ボディカラーは、オリジナルの懐かしい雰囲気を感じさせる「パールネビュラーレッド」と、モダンなイメージの強い「パールカデットグレー」の2タイプが用意される。
発売予定日は2022年7月21日(2022年6月17日にホンダは当面発売を延期すると発表)。税込価格は44万円だ。
パールネビュラレッド
パールカデットグレー
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ホンダ「ダックス125」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 1760x760x1020mm |
ホイールベース | 1200mm |
シート高 | 775mm |
キャスター角 | 24° 54' |
トレール | 84mm |
車両重量 | 107kg |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 123cc |
ボア×ストローク | 50×63.1mm |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 9.4PS/7000rpm |
最大トルク | 1.1kg・m/5000rpm |
変速機形式 | 4速リターン |
燃料タンク容量 | 3.8L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-12・130/70-12 |
ブレーキ形式(前・後) | ディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫