ヤマハ「テネレ700」2022年モデルの特徴
最新排ガス規制対応のエンジンと新たなボディカラーを採用
2020年にデビューした「テネレ700」は、往年のパリダカ用マシンのDNAを受け継ぐモデル「テネレ」の名を復活させたことで注目された。そんなルーツからも分かるように、数多のアドベンチャーツアラーの中でもオフロードでの走りを重視したサスペンションや車体、最新ラリーマシンのようなスタイリングを採用。そこに扱いやすくパワフルなMT-07系の688cc並列ツインエンジンを合体させている。
もちろん走りだけでなく、耐久性や積載性や快適性など、ツーリングでの使い勝手の良さもバランス良く備え、国内外で多くのライダーから高い評価を集めてきた。
2022年モデル「テネレ700」のメカニズム面での変更点は、エンジンが平成32年排出ガス規制へ対応した仕様に改良されたこと。その結果、発生回転数はそのままに、最高出力が72PSから73PSとなり、最大トルクも0.1kg-mアップ。国土交通省届出の定置燃費データは向上し、WMTCモード燃費はやや下がっている。
ヤマハ「テネレ700」のモデルバリエーション
グラフィックとカラーも一新。ヤマハのレーシングイメージを表現するブルー、モダンかつクールな雰囲気のブラック、往年のパリダカマシンを思わせるホワイトという3タイプが用意されている。
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また、ローシートとローダウンリンクを装着してスタンダードモデルから約38mmシート高を下げ、足つきに配慮した日本向けのアクセサリーパッケージモデル「テネレ700Low」も、従来モデルから引き続き用意されている。
「テネレ700」「テネレ700Low」は、YSP店もしくはアドバンスディーラーのみで取り扱われる「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」。税込価格は128万7000円となる。
ヤマハ「テネレ700」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2370×905×1455mm |
ホイールベース | 1595mm |
シート高 | 875mm |
キャスター角 | 27° |
トレール | 105mm |
車両重量 | 205kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 688cc |
ボア×ストローク | 80×68.5mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 73PS/9000rpm |
最大トルク | 6.9kgf・m/6500rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 16L |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・150/70R18 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫