文:中村浩史/写真:島村栄二、キジマ
キジマが提案する「CT125・ハンターカブ」カスタム(2022年)

※装着品は試作品につき、価格・仕様等は変更になる場合があります。
多用途性の能力がさらに伸びる
ハンターカブ大人気の秘密は、その多用途性にあるのだと思う。通勤通学、街乗りのアシからロングツーリングの友にもなり、オフロードにだって踏み込んで行ける。それも、カスタム&アクセサリーを装着すれば、その能力はグンと伸びるのだ。
総合パーツ開発メーカーであるキジマは、ハンターカブに「ロングツーリングの友」の姿を見た。発売してすぐに、積載性をさらに上げ、もっとタフに仕上がるギアを開発。出来上がったパーツを組み込んだ各アイテムが、マットブラウンの車体色と合わせるとアウトドアの香りがプンプン匂う。

最も注目したいのが積載能力の大幅な向上。キジマは人気アイテムである「一七式特殊荷箱」を装着できるCT専用のBOXベースを開発、加えてフロント、センターにもキャリアを備えることで、キャンプツーリングも余裕でこなせる積載能力をハンターカブに追加。頼れる「旅仕様」に仕立てている。
さらにユーザーがうれしいのは、一つ一つのパーツ価格を抑えていること。写真の完成車は、20万円近くのパーツ代がかかるが、これを数千円からコツコツ組んでいく楽しみがある。1台あるだけで週末がくるのが楽しみになる。それもハンターカブの魅力だ。
各部装備・ディテール解説

良く似合うカーキ色の「JMS一七式特殊荷箱」(3万800円)。この装備が行動半径を大きく広げてくれる。取付にはスチールBOXベース(8800円)が必要。

アウトドアの新ブランド「K3」のサイドバッグ(8580円)。別売りのバッグサポート(8250円)を使用して、ハンターカブ以外にも装着可能。常時つけていたいジャストサイズ。

LEDフォグランプキット。専用設計のブラケットやON/OFFが一目でわかるスイッチ等装着に必要なものすべてが同梱。メーカーオプションのフロントキャリアと併用可能。

ヘッドライト上に新設するキャリア。キャンプの時にはロールマットでも縛り付けるとサマになります。ヘッドライトガード、フォグランプキットも発売中。

ちょっとした小物を積んでおくのに便利なセンターキャリア。フックつきで左右に高さがあり、レインウェアを常備したりするのによさそうかも。

遊び心と実用性を備えたチェンジペダル。純正より面積が増えシフトチェンジがしやすくなっている。サイドスタンドワイドプレート(8800円)も不整地での安定感が増す。
パーツリスト
※価格はすべて消費税(10%)込みのものです。
フロントキャリア | 黒 1万120円/メッキ 1万1000円 |
リアキャリア | 黒 1万8150円/メッキ 1万9800円 |
センターキャリア | 黒 1万1550円/メッキ 1万3200円 |
ヘッドライトガード | 黒 9350円 |
テールランプガード | 黒 1万120円 |
フォグランプキット | 3万3000円 |
エンジンガード | 黒 1万9800円 |
ウインカーリロケーション | 黒 7150円 |
グリップヒーター | 1万6500円 |
リフレクターリロケーション | 黒 2750円 |
ハンドルガード | 6270円 |
USBチャージャーKIT | 4840円 |
ドラレコナンバーフラップ | 1650円 |
靴底シーソーペダル | 1万450円 |
チェーンガードフロント | 9350円 |
文:中村浩史/写真:島村栄二、キジマ