KTMが誇る本格スーパースポーツ「RC 125」が久々のモデルチェンジを果たした。シャシーを新作すると同時にスタイリングも一新し、一気にアップデートを果たした新型RCの詳細をじっくり見てみよう。
文:オートバイ編集部
文:オートバイ編集部
KTM「RC 125」の特徴
戦闘力を大きく向上して充実のモデルチェンジ!
2014年に初登場したRC 125は、KTM自慢のスーパースポーツ、RCシリーズの末弟。初代RC 125はスポーツネイキッドの125 DUKEとエンジンやシャシーなどのメカニカルコンポーネントを共有し、それにエッジの効いた、独創的なデザインのフルカウルを組み合わせたモデルで、本格スーパースポーツとして人気を博した。
そのRC 125が久々のモデルチェンジを果たした。MotoGPやMoto3での活躍で蓄積してきたノウハウを活かして開発した意欲作だ。125 DUKEとエンジンを共有するのは先代同様だが、トレリス構造のメインフレームは新設計され、スタイリングも大きく進化。高速域での空力特性を意識した、グランプリマシンイメージのものとなった。軽量化を徹底して追求した車体はフレーム単体で1.5kgもの軽量化を実現している。
エンジンはクラストップレベルの15PSを発揮するDOHCシングル。足回りも軽量な新作ホイールを採用するなど、走りのポテンシャルは相当高そう。2022年6月の発売が待ち遠しい1台だ。
KTM「RC 125」各部装備・ディテール解説
KTM「RC 125」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | NA |
ホイールベース | 1343mm |
最低地上高 | 158mm |
シート高 | 824mm |
車両重量 | 約147kg(燃料除く) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124.7cc |
ボア×ストローク | 58×47.2mm |
圧縮比 | 12.8 |
最高出力 | 15PS/10000rpm |
最大トルク | 1.22kgf・m/7500rpm |
燃料タンク容量 | 約13.7L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70ZR17・150/60ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmディスク・Φ230mmディスク |
メーカー希望小売価格 | 62万9000円(消費税10%込み) |
文:オートバイ編集部