カワサキ「Z650RS」の特徴
並列2気筒エンジンを搭載、税込価格は101万2000円
新型車「Z650RS」は、往年の名車・Z1のスタイルを現代に復活させて人気となった「Z900RS」の弟分ともいうべき存在。完成度の高いミドルサイズのモダンネイキッドとして定評のある「Z650」のメカニズムをベースに、70年代風の古典的でスポーティなネイキッドスタイルを組み合わせるという開発手法も、「Z900RS」から受け継がれたものといえる。
そのクラシカルな姿もあって、70年代にミドルサイズのスポーツモデルとして注目され、ザッパーの愛称で親しまれた名車「Z650」の再来との声も高い。しかし単にレトロな雰囲気だけではなく、LEDヘッドライトや多機能液晶メーターなど、現代的な使い勝手の良い装備を違和感なく融合させている。
そして最高出力68PSを発揮し、低中速域における力強さとスムーズなレスポンスを兼ね備える、現代の「Z650」から受け継がれる649cc水冷並列2気筒エンジンを搭載。
車体もスリムでコンパクトなフォルム、188kgという軽量さ、そしてアップライトなポジション設定によって、軽快で扱いやすい乗り味を実現。スポーツ走行からツーリング、街乗りまでを楽しくこなす、トータルバランスに優れる魅力的なミドルネイキッドだ。
カワサキ「Z650RS」のカラー・価格・発売日
すでに先行してヨーロッパなどでは発売されていた「Z650RS」だが、国内では2022年4月28日に発売した。税込価格は101万2000円だ。
ボディカラーはクラシカルな雰囲気のキャンディエメラルドグリーンと、現代的なデザインのメタリックムーンダストグレー×エボニーの2色が用意されている。
キャンディエメラルドグリーン
メタリックムーンダストグレー×エボニー
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カワサキ「Z650RS」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2065×800×1115mm |
ホイールベース | 1405mm |
シート高 | 800mm |
キャスター角 | 24° |
トレール | 100mm |
車両重量 | 188kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 649cc |
ボア×ストローク | 83×60mm |
圧縮比 | 10.8 |
最高出力 | 68PS/8000rpm |
最大トルク | 6.4kgf・m/6700rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 12L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・160/60ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ300mmダブルディスク・φ220mmディスク |
まとめ:小松信夫