文:オートバイ編集部/写真:松川 忍
ドレミコレクション「Z900RS -GPZ900R STYLE-」

DOREMI COLLECTION Z900RS -GPZ900R STYLE-
変幻自在のZ900RS改を支えているあるアイテムとは
ベストセラーモデルZ900RSをベースに、Z1スタイル、後掲のZ1000Rスタイルを製作したドレミコレクション。この成功の裏には、Z900RSにボルトオン装着できる、スチール製インナータンクを制作したことが大きかったようだ。
「タンクキャップ、燃料ポンプはノーマルの物を使用する前提で完成させたインナータンクです。スチール製で車検対応、おかげでニンジャスタイルも、Z1000MK2スタイルも可能になりました」(ドレミコレクション・武代表)
ちなみにスチールインナータンクは容量14L(Z900RSノーマルは17L)で、これだけ確保しておけば実用性はクリアできるだろう。
あとはドレミコレクションが得意とするFRP造形で完成したニンジャスタイルは、あまりの完成度の高さに、展示したモーターサイクルショーで「ニンジャベースの倒立フォーク仕様カスタム」と見られて、展示ブースも素通りされるほどだった。極端なことを言えば、このインナータンクさえ購入しておけば、今後のドレミ製Z900RSカスタムのいろんな形にも使用できるのだ。

オリジナルモデル:カワサキ「GPZ900R」
1994年にデビューした、カワサキビッグバイク初の水冷ビッグバイクが、このGPz900R。900ニンジャの愛称で知られ、最初は海外専売モデルだったものが1991年には国内販売もスタートし、2002年頃まで生産が続けられたカワサキ史に残る名車のひとつだ。

ベースモデル:カワサキ「Z900RS」
ベースモデルのパフォーマンスやルックスを含め、ノーマル状態でも人気の衰えを見せないZ900RS。2018年モデルとして発売され、2021年まで4年連続でビッグバイククラスのベストセラーとなっている! このZ人気を破るモデルはなかなか現れないと言っていい。

フロントやリアの車高すら違うのに、このGPZ900Rニンジャの再現度はお見事! シート形状は、ノーマルをややデフォルメしたシングルシートカウル風となっている。

スチール製インナータンクとタンクカバーの組み合わせが変幻自在の変身っぷりを見せる。装着されるバーハンドルはZ900RSのままだが、これもニンジャ改っぽい。

以前に公開されたシングルシートカウルバージョンからシングル風タンデムパート付きシートにお色直し。きちんとタンデムステップも装着されている。
ドレミコレクション「Z900RS -Z1000R STYLE-」

DOREMI COLLECTION Z900RS -Z1000R STYLE-
モーリスマグホイール装着でさらに「Z1000R」度がアップ!
2018年にドレミコレクションがプロデュースして再生産が可能になったモーリスマグホイール。Z900RS用アダプター付きで発売されているものを装着すれば、Z1000Rスタイルがグッとリアルに再現されるのだ。

オリジナルモデル:カワサキ「Z1000R」
www.autoby.jp
Z1スタイルにも使用されているフェイクツインショックを装着すれば、さらにリアル度が増すローソンレプリカスタイル。

ドレミ=FRP製外装パーツの魔術師。発売中のZ1000R用サイドカバーのほか、Z900RS用Z1000Rスタイルも製作した。
文:オートバイ編集部/写真:松川 忍