ホンダ「CB250R」2022年モデルの特徴
フロントフォークをグレードアップ、スリッパークラッチ追加、排ガス規制対応、ギアポジションインジケーターも装備
CB250Rは、スリムで軽量な車体に排気量249ccの水冷単気筒エンジンを組み合わせて実現した軽快でスポーティな走りと、モダンなディテールと伝統的なイメージを融合させたネイキッドスタイルが魅力のライトウエイト・スポーツ。
今回のマイナーチェンジでは、倒立フロントフォークをこれまでより優れた路面追従性を備えるショーワ(日立 Astemo 株式会社)製のSFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)に変更して、定評のある軽快なハンドリングをさらに磨き上げている。
また、DOHC4バルブヘッドを備える水冷単気筒エンジンには、シフトダウン時のエンジンブレーキによる後輪のホッピングを抑えるアシスト&スリッパークラッチを追加。
最新の平成32年(令和2年)排出ガス規制にも対応した。その結果、最高出力27PS、最大トルク23Nmという数値は従来通りだが、いずれも発生回転数がやや高くなった。
装備面では、液晶メーターにギアポジションインジケーターが追加されていて、利便性がアップしている。
ホンダ「CB250R」2022年モデルのカラー・価格・発売日
ボディカラーには、精悍なイメージの「マットガンパウダーブラックメタリック」を新たに設定。従来モデルから継続のシックな雰囲気の「マットパールアジャイルブルー」、鮮やかな「キャンディークロモスフィアレッド」と合わせて全3タイプとなった。
この新しい「CB250R」の税込価格は56万4300円。発売日は2022年7月21日。
なお発売日前日の7月20日に、ホンダモーターサイクルジャパンはHonda二輪車正規取扱店からの受注を一時停止していることを発表。海外におけるコロナウイルス感染症に伴うロックダウン、世界的な海上輸送・港湾の混雑、半導体供給不足などの複合的な要因により、生産および国内入荷の見通しが不透明な状況になっているという。
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ホンダ「CB250R」2022年モデルの主なスペック
全長×全幅×全高 | 2020x805x1045mm |
ホイールベース | 1355mm |
シート高 | 795mm |
キャスター角 | 24°44 ́ |
トレール | 93mm |
車両重量 | 144kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 76×55mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 27PS/9500rpm |
最大トルク | 23Nm/7750rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 10L |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70R17・150/60R17 |
ブレーキ形式(前・後) | ディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫