BMW「M 1000 RR 50 YEARS M」の特徴
BMWのレース活動を通じて得た高度な技術を活かした、四輪プレミアムスポーツブランド「M」シリーズ。2020年、そのラインナップ初めての二輪車として登場して話題になったのが「M1000RR」。
スーパースポーツ「S1000RR」をベースに、エンジン、フレーム、サスペンション、電子制御デバイスなどをグレードアップ。WSBKに参戦するマシンのベースにも使用されるなど、「M」の名に恥じない贅沢な作りと圧倒的なパフォーマンスを備える。
そんなプレミアムなスーパースポーツ「M1000RR」をベースに、今度は記念限定モデル「M1000RR “50 Years M”」が発表された。
この限定車「M1000RR “50 Years M”」は、「M」シリーズを手がけているBMW・M社が、5月24日に創立50周年を迎えたのを記念して用意されたもの。
フルカウルを彩る目にも鮮やかなボディカラーのサンパウロイエローは、四輪「M」シリーズの代表的モデルとして知られる「M3」のイメージカラーを採用したもの。
装着されているエンブレムも、M社の前身であるBMWモータースポーツが創立された当時のデザインを復刻した特別な50周年記念エンブレムだ。
さらに通常はオプション設定であるパーツも標準装備。Mカーボン・パッケージやMビレット・パッケージといった、質感の高いパーツで各部をドレスアップ。
M GPSラップトリガーインターフェイスをはじめとする、スポーツライディングをサポートするMコンペティション・パッケージまでが装着されている。
「M1000RR “50 Years M”」の日本国内向けモデルについては、2023年に発売予定と発表されている。しかし、現時点では価格などの詳細は未定だ。
BMW「M 1000 RR 50 YEARS M」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2075×740×1205mm |
シート高 | 832mm |
ステアリングヘッド角度 | 66.4° |
トレール | 99.8mm |
車両重量 | 191.8kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 80×49.7mm |
圧縮比 | 13.5 |
最高出力 | 212PS/14500rpm |
最大トルク | 113Nm/11000rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 16.5L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・200/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmダブルディスク・φ220mmディスク |
まとめ:小松信夫