この記事では、同企画内で「125クラス(51~125cc)」にカテゴライズされる、国内メーカーの原付二種スポーツモデルとレジャーバイクをまとめて紹介します。
Honda CB125R
H-037(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
新世代CBシリーズの最小排気量モデル、CB125Rは2021年4月にモデルチェンジ。CB250Rと基本的に共通の車体という特徴は従来モデルそのまま、洗練されたカフェ・スタイルが与えられた。
エンジンはDOHC4バルブ化され、最高出力は13PSから15PSに向上。さらに倒立フロントフォークも125ccクラス初のSFF-BPタイプにグレードアップ。
Honda Dax125
H-038(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
1969年に登場した「ダックスホンダ」のイメージをそのままに、ボディワークを現代風にアレンジして発売されるダックス125。
スタイルの要となるフレームはダックスホンダ同様に鋼板プレスのT字型バックボーンフレームで、そこに空冷4ストロークOHC123ccエンジンを搭載。ミッションは4速で、変速はクラッチ操作を必要としない自動遠心クラッチが採用され、イージーライドを可能としている。足まわりは前後にキャストホイールとチューブレスタイヤを採用。さらに、前輪のみ作動する1チャンネルのABSを装備する。
犬のダックスフンドがネーミンングの元になっているだけあって、気ままにゆったりと街中ライディングを楽しめる、現代のレジャーバイクだと言える。当初2022年7月21日に発売予定だったが、ホンダは当面発売を延期すると6月17日に発表している。
Honda Monkey125
H-039(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
50年以上という長い歴史を誇る元祖レジャーバイク・モンキーらしい愛らしさもそのままに、2018年のフルモデルチェンジで排気量を123ccに拡大しリリース。
2021年9月にモデルチェンジされ、グロム同様の新型エンジンを搭載しミッションも5速化。また、現行モデルからABSが標準装備となっている。
Honda GROM
H-040(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ユニークなスタイルのミニ・スポーツが2021年3月にフルモデルチェンジ。8角形デザインのLEDヘッドライト、脱着式のタンクカバーやサイドカバーなどデザインを一新。
新型123cc空冷単気筒エンジンは、従来の4速から5速化されたミッションを採用。フレームの基本構造に変化はないがシートレールは変更され、燃料タンク容量は6Lへと拡大した。
SUZUKI GSX-R125 ABS
S-019(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
現在国産唯一の125ccスーパースポーツであり、GSX-Rシリーズの最小排気量モデルでもあるGSX-R125。
排気量は小さくてもレーシーなフルカウルを備え、スリムだが堅牢なスチール製フレーム、パワフルなDOHC水冷シングルエンジンによって、本格的なスポーツライディングにも対応できる。2020年3月にハザードスイッチを追加するなどのマイナーチェンジ。
さらに平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合しマイナーチェンジされた2022年モデルが、この5月11日に発売される予定だったが、全世界的なコロナ禍の影響により、発売が延期され発売日は未定となっている。2022年モデルのカラーは3色のラインアップとなる予定だ。
SUZUKI GSX-S125 ABS
S-020(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
本格派の125ccスーパースポーツGSX-R125の水冷DOHCエンジン、最適なねじり剛性と軽さを兼ね備えたダイヤモンドフレームなどの基本メカニズムをベースに、GSX-Sシリーズらしいネイキッドスタイリングに仕上げたモデル。アップハンドル化などでポジション設定も変更して、気負わずライディングを楽しめるのも魅力のひとつ。
2022年モデルは、令和2年排出ガス規制に適合させマイナーチェンジを受けることが発表されているが、兄弟モデルのGSX-R125同様に、コロナ禍による影響で発売が延期され、発売日は未定となっている。
Kawasaki Z125 PRO
K-025(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
倒立フォークやオフセットレイダウンリアサスペンション、ペタルディスクブレーキなど本格装備を採用した原付二種スポーツモデル。熟成されてきた空冷単気筒エンジンで、高回転域までスムーズに吹け上がるパワフルな特性に加え、優れた燃費性能が特徴。
2020年10月に発売された2021年モデルを最後に、国内新規導入しないことがアナウンスされている。