この記事では、同企画内で「125クラス(51~125cc)」にカテゴライズされる、ホンダのスクーターをまとめて紹介します。
Honda PCX
H-045(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
2010年のデビュー以来、3度目のフルモデルチェンジを受け、新設計の4バルブヘッドを採用したeSP+エンジンをはじめ、フレーム、ストロークを増加したリアサスなど基本メカニズムを一新。ラゲッジボックスの容量拡大、USBソケットを標準装備とするなど、使い勝手の良い装備を充実させている。
またフロントABSも標準装備となり、後輪への駆動力を調整可能なセレクタブルトルクコントロールも採用されている。
Honda PCX e:HEV
H-046(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
従来型のPCXに設定されていた「PCXハイブリッド」の後継モデルとして、新型PCXをベースに開発された。
高出力のリチウムイオンバッテリーを搭載、ACGスターターをモーターとして活用し、力強いeSP+エンジンを最大で約4秒間アシストするハイブリッドシステムが搭載される。
アシスト時は約33%のトルク向上によって、ゼロ発進や登り加速などで大きな効果を発揮。ノーマルなDモードと、アシストが強いスポーティなSモードを選択できる。
Honda PCX ELECTRIC
H-047(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
PCXをベースとしたEVモデル。低回転からトルクのある電動パワーユニットの特性を活かし、力強くスムーズな発進加速と登坂力を実現。
航続可能距離は41kmで、充電は車体内蔵のプラグを使用して外部電源に接続するほか、脱着式のバッテリーを車体から取り外して専用充電器で行うこともできる。
企業などに向けたリース専用車となっていたが、2022年5月に生産を終了することが発表された。
Honda LEAD125
H-048(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ディオと並びホンダの原付スクーターの代名詞となっているリードは、質実剛健さで根強い人気を獲得している。そんな原付二種のリード125が2022年3月にモデルチェンジを受け新型がリリースされた。
優れた燃費&環境性能と、力強い出力特性を兼ね備えるeSPエンジンをさらに進化させた「eSP+」エンジンを搭載、従来モデルでも搭載されていたアイドリングストップは継続装備。さらに、「Honda SMART Keyシステム」を採用。ボディカラーは全4色。
Honda Dio110
H-049(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ギャップに強い14インチ大径ホイールを備えたディオ110は、2021年にフルモデルチェンジ。
109cc空冷単気筒の新設計eSPエンジンは、圧縮比を高めたコンパクトな燃焼室やロングストローク化などで燃費性能と力強さを両立。車体には新しいeSAFフレームも採用され、高剛性と軽量化、優れた乗り心地を追求。
スマートキーや低燃費運転をサポートするECOインジケーター、フタ付きのフロントインナーボックスなど装備も充実した。
Honda BENLY 110/BENLY 110 PRO
H-050(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
低床設計で荷物の積み降ろしのしやすいリアキャリアを備える原付二種のビジネススクーター。
エンジンが水冷化された50cc版とは異なり、110のエンジンは空冷のまま。ただしビジネス用途に向けた使いやすい装備は共通だ。また、「PRO」は新聞配達や宅配用途に特化したモデルでフットブレーキ、ナックルバイザー、前カゴ、大型リアキャリアなどが標準装備となる。
新たな法規制に伴い2022年10月分をもって生産を終了することが正式に発表されている。
Honda BENLY e:ll/BENLY e:ll PRO
H-051(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ホンダが法人向けに発売する原付二種のビジネス向け電動スクーター。
デリバリー用途で使いやすい車体のビジネススクーターのベンリィをベースに着脱式バッテリーとモーターユニットを搭載。電動ならではのクリーンで静か、そして力強い走行が可能で後進アシスト機能も備わる。
大型キャリア、ナックルバイザー、フットブレーキなどを装備したe:Ⅱプロも設定。普及が進んでいるためか、リリース当時より価格がリーズナブルになった。