まとめ:オートバイ編集部
第3位
ヤマハ「ビーノ」

YAMAHA Vino
●水冷4ストOHC2バルブ単気筒●49cc●4.5PS/8000rpm●0.42kgf-m/6000rpm●81kg●720mm●4.5L●80/100-10・80/100-10
税込価格:20万3500円
写真はドラマ『ゆるキャン△』の特別仕様車
ポップでおしゃれなスクーターの先駆者!
スクーター需要の中心は125ccへ移りつつあるが、そんな中でもジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2022の「50クラス」で多くのポイントを集め、3位にランクインしたのがビーノ。1997年の初代デビュー時から、女性ユーザーをターゲットにしたレトロ&ポップなスタイリングと高いレベルの実用性によって大人気となり、以降もモデルチェンジを繰り返し、4スト化、FI化、豊富なカラーバリエーション展開などで人気をキープしてきた。
2018年登場の現行型からホンダとの提携によるOEMモデルとなったが、個性的なスタイルはそのままで、人気も変わらない。ファッショナブルで手軽なコミューターとしての魅力が今回の結果につながっている。

パワフルかつ軽快、そしてスムーズな49cc水冷単気筒エンジン。FIセッティングと低フリクション技術で省燃費性も良好。

アナログ表示の速度計に補助液晶を組み合わせたシンプルかつ機能的なメーター。デザインもビーノらしさにあふれる。

ハンドル下の左右に小物収納のためのグローブボックスを装備。左側は蓋付きで12Vのアクセサリーソケットも装備されている。

スクーターには必須なシート下の収納トランクは約20Lという十分な容量。ヘルメットやレインウエアなどを収納するのには最適。
第2位
ホンダ「クロスカブ50」

Honda CROSS CUB 50
総排気量:49cc
エンジン形式:空冷4ストOHC単気筒
シート高:740mm
車両重量:100kg
税込価格:30万8000円
タフな走りとフロント14インチの小柄なフォルムも魅力
クロスカブはスーパカブの機能性に、オフロードモデル的なタフさを感じさせるディテールを組み合わせ、遊び心と個性という新しいカブの魅力を開拓した。その50㏄バージョンであるクロスカブ50が当ランキング2位に。
パイプ製ヘッドライトガードが目立つ個性的スタイルは、兄貴分のクロスカブ110と同様。110は2022年に17インチホイールをキャスト化、フロントブレーキもディスク化されたが、クロスカブ50は、前後14インチホイール&ドラムブレーキという従来の足回りを継続。リーズナブルな価格設定も魅力だ。

変速時のショックを軽減する2段クラッチも備える49cc空冷単気筒エンジンは、スタンダードなスーパーカブ50と共通のもの。

LEDヘッドライトを囲む頑丈なスチール製のヘッドライトガードが、タフなイメージのクロスカブ50を特徴付ける個性的なディテールだ。
メーターユニット自体はスーパーカブ50と共通だが、カブでは車体に埋め込まれているのに対し、クロスカブでは独立したケースにマウント。

過去に存在したリトルカブと同様の前後14インチ径のホイールを装着。マフラーのヒートガードにスリットが開いているのがクロスカブの特徴。
主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 1840×720×1050mm |
ホイールベース | 1225mm |
最低地上高 | 131mm |
シート高 | 740mm |
車両重量 | 100kg |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC単気筒 |
総排気量 | 49cc |
ボア×ストローク | 37.8×44.0mm |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 2.7kW(3.7PS)/7500rpm |
最大トルク | 3.8N・m(0.39kgf・m)/5500rpm |
燃料タンク容量 | 4.3L |
変速機形式 | 4速リターン |
キャスター角 | 26° 30´ |
トレール量 | 57mm |
タイヤサイズ(前・後) | 70/100-14・80/100-14 |
ブレーキ形式(前・後) | ドラム・ドラム |
メーカー希望小売価格 | 30万8000円(消費税10%込) |