文:小松信夫、オートバイ編集部/写真:中村浩史
ホンダ新型「CBR250RR」特徴
クラス最高峰の走りをさらに追求して登場
インドネシアで9月19日に新型が発表された250ccスーパースポーツ・CBR250RR。さらに9月23日からモビリティリゾートもてぎで開催された、MotoGPの日本グランプリの会場でも、国内仕様とおぼしき車両が一般公開された。
ここ10年近くはオールラウンドに楽しめるフルカウルスポーツが主流だったこのクラスに、パフォーマンスを追求した本格的なスーパースポーツを復活させたのはホンダ。2015年の東京モーターショーにセンセーショナルに登場した新世代CBR250RRはたちまち評判となり、2017年には国内発売開始。クラストップのパフォーマンスと先進技術でファンを魅了、大方の予想を超えたヒットモデルとなった。2020年にはマイナーチェンジでパワーアップと装備の充実を図ったが、今回更なる進化を遂げたわけだ。
シャープなイメージを継承しつつより洗練!
一見すると従来型と同じようにも見える新型CBR250RRだが、今回のモデルチェンジでは各所に細かく進化の手が加えられていて、別物と言ってもいいレベルの全身アップデートが行われている。
CBRシリーズ共通の「トータルコントロール」思想は継承していて、マシンコンセプトも現行型の延長線上にあるためか、外観は従来型の印象を引き継いでいるものの、実はボディパーツはほとんどが新作。ヘッドライト、テールランプ、メーター、シートなどは継承しているが、カウル類やフェンダーにいたるまで、ほぼすべての外装パーツはデザインし直され、洗練度を高めている。
インドネシア仕様の諸元では、新型はわずかに長く、前項がやや高いが、車重は同じ。国内仕様のスペックがどうなるのか注目だ。
ホンダ新型「CBR250RR」モデルバリエーション
生産国・インドネシアでは250RRは3グレード構成。STD、SP、クイックシフター付きのSP QSの3グレードで、SPとQSには専用色を用意、トータル6色を展開する。
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