エフェックス「グリップヒーター EGH011」
走行中でも安全確実に温度調整できる、スイッチ一体型グリップヒーター
今回はオートバイ編集部アルバイト女子大生・大冨が取扱説明書とスタッフのアドバイスを頼りに自分のCB400SFに装着。スロットルスリーブ(スロットルパイプ)のリブを削る作業と電源の取り出しに手間取ったものの、約2時間で装着完了。テスターと電工ペンチを用意しておけばDIY装着は難しくない。
初めてグリップヒーターを使った彼女は、その暖かさに感動。最高温度に設定すると素手では「暖かい」を通り越して「熱い!」になるほどで、厚手のウインターグローブ着用で感覚が鈍ることを嫌うライダーはもちろん、スロットル、レバー、スイッチの操作に不慣れなビギナーには絶対にお勧めする。
純正装着車が増えて、新車購入時にディーラーオプションとして選ぶユーザーも多いグリップヒーター。現在の製品はヒーター素材と製造方法の進歩でグリップ径が純正とほとんど変わらず、少ない電力消費量で充分な発熱能力を持っている。実際に装着すると夏以外の3シーズンで頻繁に使うので、けっして冬専用の装備ではないことが判る。
エフェックスのEGH011は左グリップ部にスイッチと温度表示LEDを一体化し、グリップから手を離さずに操作できる。付属のゴム製スリーブでグリップの長さに調整できるので、余分な隙間が空いたり、スロットルの動きが渋くなったりしないことも特徴だ。
文:太田安治/写真:南 孝幸、森 浩輔