クシタニ「アドーネシューズ K-4567」テスト&レポート
防水透湿素材が寒風を完封!
かつてライダーの足元を寒さから守るのは本革製ブーツが定番だった。革自体は防風素材だが、革が冷えると冷たさが伝わってきてしまう。防寒性能に関しては、表側の防風素材と足をソフトに包む内装を組み合わせたライディングシューズのほうが優れている。
クシタニのアドーネシューズは、アッパー素材に人工皮革を使い、防水透湿フィルムをラミネート。内装はウレタンスポンジをポリエステル生地でカバーしてある。つまり冷たい空気が入り込まず、表側が冷えても足には伝わりにくい構造になっている。
BOAシステムを採用しているので靴紐を結んだり、ベルクロのアジャスターを締める手間は不要。ダイヤルを回すだけで均一にフィットし、履き脱ぎも素早く行える。ソールはビブラムの「アドベンチャートラベル」で、未舗装路でもグリップがいいことが特徴だ。
文:太田安治/写真:南 孝幸、森 浩輔