文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
スズキ「Vストローム SX」特徴
ファンの期待を集める油冷250ccアドベンチャー
2022年春、インドで姿を現したVストロームシリーズのニューモデルがVストロームSX。クロスオーバーデザインによる優れた使い勝手を実現したアドベンチャーツアラーとして高く評価されているVストロームの基本コンセプトを、油冷単気筒エンジンをはじめとするジクサー250系のプラットフォームと組み合わせた、扱いやすいアドベンチャーだ。その高い完成度から日本での発売を求める声も多かったが、11月13日に行われたVストロームミーティングにおいて、国内で発売されることがついに明らかになった。
ベースこそ軽快な走りのジクサー250だが、SXはVストロームシリーズらしいアドベンチャースタイルを採用。19インチのフロントホイールを採用し、未舗装路も苦にしない万能性を追求。人気が高まっている250アドベンチャーの新星として注目を集めそうだ。
スズキ「Vストローム SX」開発者インタビュー
SXはVストロームの“本流”に近いコンセプトのモデルで、2気筒のVストローム250がオンロード寄りのエントリーモデルなのに対して、このSXはジクサーのよく回る油冷シングルの特性を生かした、未舗装路も楽しめる「もうひとつのVストローム250」として開発しました。ちなみにSXとは、スポーツ・クロスオーバーの略です。
フロント19インチ化は最初から決めていました。オフロードの走破性が上がりますし、外観もアドベンチャーらしいので。最低地上高も205mmを確保して、林道を走れば納得していただける仕上がりになっています。
ただ、扱いやすさやツーリングでの快適性といった「Vストロームらしさ」はしっかりキープしています。クルマで言うならジムニーではなくハスラー。オフをガンガン攻めるのではなく、未舗装路も楽しみながらツーリングしていただけるエントリーモデルです。楽しみにしていてください。
スズキ「Vストローム SX」カラーバリエーション
インドでは3色のボディカラーが発表された。
チャンピオンイエローNo.2
パールブレイズオレンジ
グラススパークルブラック
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