文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
ホンダ「CBR250RR」ライディングポジション・足つき性
シート高:790mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

790mmというシート高は標準的で、身長160cm程度でも両足が着く。ハンドルは低めだが、絞り角があるのでグリップが手前にあり、シート前側に座れば上体を起こしたポジションが取れるし、Uターンも楽にこなせる。
ホンダ「CBR250RR」各部装備・ディテール解説

カムやバルブ形状を見直してシリンダーヘッドを新作するなど、多くの新パーツを投入したエンジンは1PSアップの42PSを発揮。

2本出し風の独特な形状のサイレンサーは継承される。リアのブレーキディスクはΦ240mmのペータルタイプを引き続き採用する。

エンジンのケース下で大きなトレイのように備わるアンダーカウルも今回からデザインを変更。下部の整流効果も期待できそうな形状だ。

スポーツライディングだけでなく、街乗りやツーリングにも重宝するクイックシフターはつけておきたい純正オプション。価格は税込2万5300円。

スチール製のトラス構造フレームに、湾曲タイプのアルミスイングアームを組み合わせるシャシー関係は基本的に引き継いでいる。

フロントフォークは、左右それぞれのフォークにダンパー、プリロード機能を分担させるショーワ製の高機能タイプ、SFF-BPに変更。

Φ310mmのペータルディスクや2ポットのブレーキキャリパー、ABS、細身のスポークを持つホイールといった足まわりの装備は基本的に従来通り。

2022年のカラー変更以降、それまでシルバー塗装だったスイングアームはブラック仕上げに。試乗車のタイヤはダンロップのGPR-300となっている。

鋭く印象的なLEDヘッドライトは従来型と同じもの。これまでの印象を引き継ぎながら、アッパーカウルはよりシャープな新デザインとなっている。

サイドカウルの前方にはエアインテーク風のレイヤーを備え、ダクトウイングを連想させるデザインに変更。カウル造形もシャープなものだ。

反転表示液晶を使ったメーターは独特なデザインで、形状そのものは従来通りだが、新型はHSTCの導入により、右上にそのモード表示が追加された。

新型の目玉装備のひとつがHSTCとハザードスイッチの追加。欲しかったアイテムも追加となり、ライバルに引けを取らない充実装備だ。

デビュー時から一貫してCBR250RRはスロットル・バイ・ワイヤを採用、扱いやすさを増しているほか、ライディングモードも3種類が用意されている。

タンク周辺のカバー形状も従来とは異なる。給油口をカバーするプレートには「RR」の名前が立体加工され、所有感を高めている。

シート形状はライダー、タンデム側ともに従来型と同じ。テールカウルはよりシャープな造形となり、ダクトの形状も変更された。

絞り込まれたテールカウル内は相変わらず小さく狭めだが、ETC車載器程度なら収納可能なスペースは用意されている。

テールカウル形状は異なるが、LEDテールランプは継承。LEDウインカーはエマージェンシーストップシグナル機能付きとなった。
ホンダ「CBR250RR」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2065×725×1110mm |
ホイールベース | 1390mm |
最低地上高 | 148mm |
シート高 | 790mm |
車両重量 | 168kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 62.0×41.3mm |
圧縮比 | 12.5 |
最高出力 | 31kW(42PS)/13500rpm |
最大トルク | 25N・m(2.5kgf・m)/10750rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24゜30′ |
トレール量 | 92mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70R17M/C(54H)・140/70R17M/C(66H) |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmシングルディスク・Φ240mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 86万9000円(グランプリレッドは90万7500円)(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝