まとめ:オートバイ編集部
ヤマハ「YZF-R15」の特徴

YAMAHA YZF-R15
総排気量:155cc
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ単気筒
シート高:815mm
車両重量:141kg
発売時期・価格は未定
※諸元はインド仕様
排気量アップ分の余裕がパフォーマンスに活きる
125ccクラスにヤマハのYZF-R125が投入されると聞いて、YZF-R15は? と思った人も多いのではないだろうか。ヤマハはR125とともに、R15の国内導入も発表。魅力的な選択肢がさらに広がることとなった。
先にインド向けとして発表されていたこのR15だが、基本的にはR125とシャシー関係は共通。エンジンは可変バルブタイミング機構・VVAを搭載する155ccとなるが、サイズはほぼ同じだ。
ちなみにインド仕様のパワーは18.4PS、乾燥重量141kg。R125より余裕が増していることは確実で、その分扱いやすさも増していることに期待したい。インド仕様にはクイックシフターを標準装備する上級グレードの「R15M」が存在するが、今回国内で公開されたのはスタンダードのみ。R15Mの登場にも期待したいところだ。
ヤマハ「YZF-R15」各部装備・ディテール解説

今回公開された車両はスタンダードの「レーシングブルー」。インドではほかにも「メタリックレッド」と「ダークナイト」がラインアップされる。

車体やボディサイズはR125とほぼ同じ。250ccクラスより軽量・コンパクトなので、軽快なフットワークも期待できそうだ。

R125用ユニットのボアを6mm拡大した155ccエンジン。トラクションコントロールやアシスト&スリッパークラッチも備える。

フロントの足まわりの装備はR125と共通となっており、Φ37mm倒立フォーク、Φ282mmディスク、BYBRE製キャリパーを標準装備する。

アルミ製スイングアームに細身なスポークを採用する軽量ホイールなどはR125と共通の仕様。装着タイヤはIRCのロードウィナー。

YZF-Rシリーズの象徴でもあるM字ダクトにマウントされるプロジェクターLEDヘッドライト。R7以降採用されている、Rシリーズの「顔」だ。

軽量化のための肉抜きが施されたトップブリッジがレーシーなイメージを強調。ハンドル位置は想像より低くなく、前傾はさほどきつくない。

液晶デジタルメーターはモノクロタイプ。インド仕様では専用アプリ「Yコネクトアップ」を介したスマホ連携も可能だが、国内仕様はいかに。

ホールド性の高い、広い座面のシートだが、意外に肉厚でロングランも苦にならないタイプ。タンデムシートは小ぶりなものを装着。

ウイング状テールカウル、縦型LEDテールランプはYZF-Rシリーズのデザイントレンドを汲んだデザイン。ウインカーは電球タイプ。
ヤマハ「YZF-R15」主なスペック
※諸元はインド仕様
全長×全幅×全高 | 1990×725×1135mm |
ホイールベース | 1325mm |
最低地上高 | 170mm |
シート高 | 815mm |
車両重量 | 141kg |
エンジン形式 | 水冷4ストOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 155cc |
ボア×ストローク | 58.0×58.7mm |
圧縮比 | 11.6 |
最高出力 | 18.4PS/10000rpm |
最大トルク | 1.4kgf・m/7500rpm |
燃料供給方式 | FI |
燃料タンク容量 | 11L |
変速機形式 | 6速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | Φ282mmディスク・Φ220mmディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 100/80-17・140/70R17 |
まとめ:オートバイ編集部