この記事では、同企画内で「250クラス(126~250cc)」にカテゴライズされる、アドベンチャーバイク&オフロードバイクのノミネート車をまとめて紹介します。
Honda CRF250L/CRF250L<s>
H-033(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
デュアルパーパスモデルのCRF250Lは2020年12月のフルモデルチェンジで、新フレームを採用するなどし、4kgの軽量化を実現。吸排気系を中心に改良を加えパワーアップし、オフロード性能も大幅に向上した。
2023年モデルでは平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応。ナックルガードが標準装備になり、新色スウィフトグレーが登場した。また、サスのストローク量を前10mm、後20mm伸ばした<s>タイプもラインアップする。
Honda CRF250 RALLY/CRF250 RALLY<s>
H-034(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
CRF250Lをベースにダカールレーサー・CRF450ラリー譲りのスタイルを与えられたツーリング志向のモデル。スタイリングは大型スクリーン、左右非対称の二眼LEDヘッドライトを装備し、12Lの大容量燃料タンクの採用でツーリング適性を高めている。
2023年モデルでは平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応。ストロークの長いサスを備えた<s>タイプも用意されている。
SUZUKI V-STROM SX
S-015(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
インドで発表された新型車「VストロームSX」は、ジクサー250のプラットフォームを使った新たなアドベンチャーモデル。ボディデザインは直線基調のシャープなもので、Vストロームシリーズの旗艦、Vストローム1050を思わせるもの。
Vストローム250に対し、SXはよりオフロード指向を強めたコンセプトで、フロントタイヤは19インチを採用。ブロックパターンのタイヤを採用するほか、立て気味にセットされた大型スクリーンやナックルガードなど、ヘビーデューティ志向のパーツも標準装備されている。
2022年11月に開催されたVストロームミーティングで車両が展示され、スズキの鈴木俊宏社長自ら国内販売を発表した。
SUZUKI V-Strom250 ABS
S-014(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
GSR250Sをベースに大型スクリーン、積載性に優れるシートを装着したアドベンチャーツアラー。搭載されている水冷並列2気筒エンジンは、スムーズでフレキシブルなトルク特性と高い信頼性、優れた燃費性能を実現。扱いやすく、長距離ツーリングも快適にこなせる。
2023年3月に新排出ガス規制に適合しカラー変更を受けた最新モデルが発売された。
Kawasaki VERSYS-X 250 TOURER
K-025(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
パニアケース、ハンドガードを標準装備するアドベンチャースタイルのツーリングモデル。アシスト&スリッパークラッチも採用された、最高出力33PSの旧ニンジャ250ベースとする水冷並列2気筒エンジンを搭載。長時間走行に最適化されたポジション設定や大型のスクリーンなど装備も充実。2023年モデルが国内導入最終となる。
Kawasaki KLX230SM
K-026(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
オフロードモデルのKLX230 Sをベースにリファインされた232cc空冷シングルエンジンを搭載。足まわりはフロントにф37mm倒立フォーク、リアサスペンションは、プリロード調整機構を備えたニューユニトラック式サスペンションを装備する。ホイールは前後17インチのスポークホイールで、フロントブレーキにはф300mmの大径セミフローティングペタルディスクをセットし、ABSを装備する。ヘッドライトにはLEDが採用されている。