1980-1984年には、後世語り継がれる名車が多数登場しているが、そんな中でもひときわ輝くマシンのひとつが「900ニンジャ」ことGPZ900Rだ。「次世代のZ1」として誕生し、約20年の長きにわたって愛されてきた名機をここで振り返ろう。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、鶴身 健
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、鶴身 健
カワサキ「GPZ900R」各部装備・ディテール解説
カワサキ「GPZ900R」と映画『トップガン』
映画『トップガン』登場で人気も加速!
900ニンジャの人気を不動のものとしたのは、1986年公開の映画『トップガン』の影響も大きい。主人公の「マーヴェリック」こと、ピート・ミッチェルが駆る愛車として登場。当時は車両協力がなかった関係で、メーカーロゴの代わりにステッカーがたくさん貼られ、おなじみのこの姿となった。写真の車両は2022年公開の映画『トップガン マーヴェリック』用に、カワサキUSAが用意した劇中車。
カワサキ「GPZ900R」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2200×750×1215mm |
ホイールベース | 1495mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 228kg(乾燥) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 908.2cc |
ボア×ストローク | 72.5×55.0mm |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 | 115PS/9500rpm |
最大トルク | 8.7kgf・m/8500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター(CVK34) |
燃料タンク容量 | 22L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 29゜ |
トレール量 | 114mm |
ブレーキ形式 前・後 | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/80V16・130/80V18 |
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、鶴身 健