トライアンフ新型「タイガー900」シリーズの特徴
GT、GTプロ、ラリープロの3グレードを発売
トライアンフの「タイガー900」シリーズは2020年から販売されているミドルアドベンチャー。従来の「タイガー800」シリーズからフルモデルチェンジを遂げ、装備もスタイリングも一新した。
今回発表された新型「タイガー900」シリーズは、エンジンが改良されたほか、装備も充実。日本市場では、オンロードを重視した「タイガー900GT」とその上級グレードの「タイガー900GTプロ」、本格的なオフロード走行も楽しめるフロントホイール21インチの「タイガー900ラリープロ」の3機種が展開される。
排気量887ccの並列3気筒エンジンは、従来モデルより13%パワーアップし、最高出力108PSを発揮。同時に最大トルクも87Nmから90Nmに向上している。それでいて、燃費性能も最大9%アップした。
装備面での大きな変更点は、急ブレーキの際に自動的にハザードランプが点滅する緊急減速警告システムを備えたことだ。さらにメーターは7インチの新型TFTディスプレイを採用。スマホやヘッドセットと接続できる「My Triumph コネクティビティ」は全車に標準装備されている。
そのほかシートの変更により快適性と足つき性を高めたこと、コーナリングABSとトラクションコントロールの改良、最大6つのライディングモードの採用など改善点は多岐に渡る。
車両価格は「タイガー900GT」が税込165万5000円~、「タイガー900GTプロ」は税込189万5000円~、「タイガー900ラリープロ」は税込197万5000円~となる。
トライアンフ新型「タイガー900」シリーズの動画・写真
トライアンフ新型「タイガー900」シリーズの主なスペック・価格
※〔 〕内はGTプロ、《 》内はラリープロ
全長×全幅×全高 | 2305《2315》×930《935》×1410-1460《1452-1502》mm |
ホイールベース | 1555《1550》mm |
シート高 | 820-840《860-880》mm |
車両重量 | 220〔223〕《229》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 887cc |
ボア×ストローク | 78.0×61.9mm |
圧縮比 | 13.0 |
最高出力 | 80kW(108PS)/9500rpm |
最大トルク | 90N・m/6850rpm |
燃料タンク容量 | 20L |
変速機形式 | 6速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ255mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19《90/90-21》・150/70-R17 |
車両価格(税込) | 165万5000円~168万5000円〔189万5000円~192万5000円〕《197万5000円~202万円》 |
まとめ:西野鉄兵