スズキ「GSX-S1000GX」の特徴
至高のスポーツクロスオーバー「GSX-S1000GX」が登場!
スズキの新たなクロスオーバーモデルとして発表された「GSX-S1000GX」。
すでに日本でも発売されているグランドスポーツツアラー「GSX-S1000GT」をベースモデルに、スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させたクロスオーバーバイクの位置付けとして登場した。
「GSX-S1000」シリーズのエンジンやフレームをベースとしながらも、ツーリングでの快適性を追求した大型スクリーンやアップライトなハンドル、荷物の積載に便利なリアキャリアなどを装備している。スポーティなハーフカウルをまとっているのも特徴だ。
フロントマスクはスズキのスポーツモデルらしいLEDの縦型2灯ヘッドライトに加え、左右には美しいフェイスラインを際立てるポジションランプも備わる。
マシンコンセプトが「至高のスポーツクロスオーバー」ということもあり、ベースモデルのGSX-S1000GTとはまた違ったアドベンチャーツアラーらしいアグレッシブな外観シルエットになっている。
新たに設計されたシートは、ライダーシート・タンデムシートをそれぞれ15mm・10mm厚くすることで、快適性を向上。
足まわりは様々な路面状況に対応するため、前後ともそれぞれストローク量が延長されていて、最低地上高はGSX-S1000GTの140mmから155mmに高まっている。
「GSX-S1000GX」はベースモデルの「GSX-S1000GT」に対してハンドル幅が50mm広くなった他、ハンドルのグリップ位置がライダー側に55mm近づいているため、より上半身が直立したライディングポジションを取ることが可能になっている。
また、着座位置とフットポイントが15mm伸びたことにより、膝の曲がりが少なくなっているのも嬉しいトピックだ。
フロントカウルの形状により角度が立っているウインドスクリーンは、走行風からの保護を最大限に高め、長距離を高速で移動する際のライダーの疲労を軽減してくれる。
そして、スズキ初の電子制御式セミアクティブサスペンション「SAES(スズキ・アドバンスド・エレクトロニック・サスペンション・システム)」を搭載。速度や路面状況、ブレーキ操作による車両の姿勢変化に応じて、電子的にサスペンションの減衰量やプリロードを制御してくれる新システムを装備している。
さらに、出力特性やトラクションコントロールレベル、SAESの減衰設定を統合的に管理する「SDMS-α」や、コーナーに傾いたときにもABSを作動させることができる「モーショントラックブレーキシステム」などの様々な電子制御機能も搭載されている。
日本導入時期や価格等はいずれも未定だが、国内発売が今から楽しみなニューモデルだ。
スズキ「GSX-S1000GX」のカラーバリエーション
「GSX-S1000GX」のカラーバリエーションは欧州では全3色発表された。
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スズキ「GSX-S1000GX」の動画・写真
スズキ「GSX-S1000GX」の主なスペック・燃費
※諸元は欧州仕様車
全長×全幅×全高 | 2150×925×1350mm |
ホイールベース | 1470mm |
最低地上高 | 155mm |
シート高 | 845mm |
車両重量 | 232kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 73.4×59.0mm |
圧縮比 | 12.8 |
最高出力 | 112kW(152PS)/11000rpm |
最大トルク | 106N・m/9250rpm |
燃料タンク容量 | 19L |
変速機形式 | 6速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C (58W)・190/50ZR17M/C (73W) |
燃料消費率 WMTCモード値 | 16.1km/L 1名乗車時 |
まとめ:岩瀬孝昌