スズキ「GSX-8R」の特徴
新型ロードスポーツ『GSX-8R』はセパレートハンドル&フルカウルで登場!
スズキの大型フルカウルスポーツモデルはGSX-R1000Rの生産終了によって、しばらくの間ラインアップから姿を消していたが、今回、新たに「GSX-8R」が発表された。
ベースとなったモデルは、日本では2022年に発売されているネイキッドモデル「GSX-8S」で、スポーツライディングに適したカウリングやセパレートハンドルを装備し、街中からワインディング、サーキットまで多様なライディングを楽しめるモデルとして登場。
各国で高い評価を得ているGSX-8Sの水冷4ストロークDOHC並列2気筒エンジン(776cc)とフレームをベースに、エアロデザインを組み込んだフルカウルを装備し、日常使いやツーリングにも適したモデルとなっている。
大型ピストンを備えたフロントフォークはKYB製からSHOWA製のSFF-BPに変更。リアショックもSHOWA製に変更され、足まわりのフィーリングはGSX-8Sとはまるで違ったものになっている。
フロントマスクのLEDヘッドライトは、スズキのアイデンティティとも言える縦目の配置を踏襲。フルカウルの装着によりヘッドライトはフレームマウントに変更。
また、セパレートタイプに変更されたハンドル位置は、街乗りやツーリングでも快適に走れるように高すぎず低すぎないアップライトな高さとしている。
スズキの電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」を備え、3モードのドライブモードセレクト、トラクションコントロール、電子制御スロットル、双方向クイックシフター、イージースタートシステム、ローRPMアシストなどを搭載。
フルカウルを装備しても車体サイズはGSX-8Sと大きな変更はなく、ホイールベースも同じ1465mmとなっている。足つき性の参考となるシート高は810mm、車体重量は3.0kg増加程度に収まった205kg。なお、タイヤサイズはフロント120/70ZR17、リア180/55ZR17となっている。
日本導入時期や価格等はいずれも未定だが、国内発売が今から楽しみなニューモデルだ。
スズキ「GSX-8R」のカラーバリエーション
「GSX-8R」のカラーバリエーションは欧州では全3色発表された。
【アンケート】 あなたはどのカラーが好きですか?
お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。
投票ありがとうございました。
スズキ「GSX-8R」の動画・写真
スズキ「GSX-8R」の主なスペック・燃費
※諸元は欧州仕様車
全長×全幅×全高 | 2155×770×1135mm |
ホイールベース | 1465mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 205kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 776cc |
ボア×ストローク | 84.0×70.0mm |
圧縮比 | 12.8 |
最高出力 | 61kW(82.9PS)/8500rpm |
最大トルク | 78N・m/6800rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W) |
燃料消費率 WMTCモード値 | 23.8km/L 1名乗車時 |
まとめ:岩瀬孝昌