ヤマハXSR900にカウル付きの「GP」が加わった。欧州で2023年10月に発表された直後、ジャパンモビリティショーで日本初公開された。1980年代のGPマシン、YZR500や往年の2ストスポーツ、TZR250などを思わせるスタイリングにグッとくる人も多いはず!
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
ヤマハ「XSR900 GP」各部装備・ディテール解説

「レジェンドレッド」のグラフィックは往年のマールボロカラーをモチーフにしたもの。YZR500を思わせるカラーリングだ。

GPはネイキッド版のXSR900より、やや前傾度を強めたライディングポジションとなり、スポーツランを一層楽しめる仕上がりだ。

並列3気筒エンジンは119PSを発揮。欧州ではオプションでアンダーカウルも用意されており、2024年夏予定の国内発売時に期待は高まる。

クイックシフター、スリッパークラッチに加えて、GPでは合計5種類のライディングモードも搭載。シーンに応じた走りを楽しめる。

前後ホイールはレッド仕上げ。タイヤはブリヂストンの最新ハイグリップタイヤ、バトラックスS23を標準装着する。

フレーム、スイングアームとも、往年のデルタボックスを思わせる形状。YZRをオマージュしたボディデザインとの相性も抜群だ。

リアショックにはリモート式のプリロードアジャスターを装備。フレーム剛性も入念にチューニングが施されている。

ハーフカウルはYZR500を彷彿させる。ヘッドライトはプロジェクタータイプのLEDで、小ぶりだが明るさは十分。

メーターは5インチカラーTFTディスプレイ。表示モードは4種類あるそうだ。

シングルシート風だが、実際はシートカバーで、折り畳み式のタンデムシートも備える。黄色のゼッケンプレートが感慨深い。
ヤマハ「XSR900 GP」動画・写真
2024 Yamaha XSR900 GP: Born Iconic
www.youtube.comヤマハ「XSR900 GP」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2160×810×1180mm |
ホイールベース | 1500mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 835mm |
車両重量 | 200kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 890cc |
ボア×ストローク | 78.0×62.1mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 119PS/10000rpm |
最大トルク | 9.5kg-m/7000rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜20' |
トレール量 | 110mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ298mmダブルディスク・Φ245mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C 58W・180/55ZR17M/C 73W |
乗車定員 | 2人 |
まとめ:オートバイ編集部