角型デザインが好みのオーナーが早くから外装を予約
Z900RSのモチーフとなったのは、流れるような涙滴状燃料タンクなどの外装をまとって1972年に発表された900スーパー4・モデルZ1。ドレミコレクションは長年その空冷Zを扱ってきた経験、そして自社で確立した外装変更=コスプレ・カスタムをミックスし、Z900RSを簡単にZの近似ルックにする“Z1 Style”外装キット(詳細はこちら)を展開してきた。
燃料タンクにスチールインナータンクを使うという方法で、安全性などの面もクリアして車検にも適合し、燃料量もツーリングでも不安になりにくいように確保する。また、そこに被せるタンクカバーも含めて外装キットにはZ1各年式の純正カラー仕様も塗装済みで用意。あるときは火の玉、あるときはタイガーというように、好みで容易に付け替えられるようにしている。さらにドレミでは4本出しマフラーや、モノサスのZ900RSをZ1のようなツインショック仕様に見せてしまうフェイクツインショック、前後18インチのモーリスマグホイールも用意し、メーカー・カワサキがZ900RSに込めた、Zに倣う高いオールラウンド性をそのまま生かしつつ、原点たるZ1ルックを深く楽しめるようにした。
’22年にはそのドレミ製コスプレ・カスタムに2タイプが加わった。Z900RSが積む水冷DOHC4バルブエンジン。そのカワサキ1号車となったGPZ900Rのルックスがまとえる“Ninja STYLE”(詳細はこちら)。そしてローソンレプリカ=Z1000Rの角型デザインルックがまとえる“LAWSON STYLE”。この車両は、そのうち後者、ローソンスタイル外装キットをまとったユーザー車両だ。
![画像1: 角型デザインが好みのオーナーが早くから外装を予約](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/033095f4f00281258829a210c71f85048424c2bc.jpg)
「オーナーさんは元々はZRXに乗っていらしたんです。それでZ900RSに乗り換えたのですが、角型デザインが好みということで、ローソンスタイル外装セットを早くからご予約いただきました。それでこのように装着に至ったんです。シートやウインカーも外装セットのもので、塗装も外装と同時発注による“LAWSON(Z1000R)外装 ライムグリーンR1ペイント料金”を施しています」と、ドレミコレクション東京営業所の藤野さん。
ホイールもモーリスマグ、マフラーもモチーフのZ1000Rが装着していたKERKER製4-1のような集合らしいスタイルに変更し、今に生きるローソンレプリカをきっちりと表現。ドレミコレクションがコスプレ外装開発販売とともに提唱してきた「好きな外装にして、ほかのカスタムは自由」という部分もうまく昇華している。
![画像2: 角型デザインが好みのオーナーが早くから外装を予約](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/723c86810d6fe75b95c6966be1d4ef83ce2f7217.jpg)
撮影後にはホイールを、同社がパートナーシップを結んだダイマグ製に変更する構想もあるとのことで、外装セットとのコンビネーションにも興味が湧いてくる。
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Detailed Description 詳細説明
![画像1: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/199501600ef21778583c43fcfbe7f4f454911a2a.jpg)
ステアリングステムやハンドルバー、メーターまわりはZ900RS純正。FRP製ビキニカウルや角型ヘッドライト、角型ウインカーはドレミ製「LAWSON(Z1000R)Style 無塗装外装コンプリートセット」の同梱品だ。フロントマスターはゲイルスピードVRCでクラッチホルダーもゲイルスピードで、dominoグリップとともにオーナーの好みで変更している。
![画像2: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/7b2f21adc2ae18c0ca5eb89cd900dc5938194fe4.jpg)
Z900RS/CAFEを“ローソンレプリカ”Z1000R(LAWSON)のスタイルに変える外装セット「LAWSON(Z1000R)Style 無塗装外装コンプリートセット」をオーダー時に「LAWSON Style(Z1000R)外装 ライムグリーンR1ペイント料金」を施して装着すると、丸タンクのZ900RSもこのように角タンクのローソンレプリカスタイルになる。燃料タンク本体はセット同梱のスチールインナータンクを使い、タンクキャップ(ここではTWM製に変更している)や燃料ポンプは純正を移植して使う。
![画像3: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/531f9bfbea490e805bf5a9db0bb2c9e1d390c9ff.jpg)
Z1000Rの特徴的な段付きシートもドレミ製外装セットの同梱品。改めて記すと大物ではFRP製のアッパーカウル/タンクカバー/テールカウル/サイドカバー左右/専用サイドカバーフロントセクションといった外装、専用スチールインナータンク、専用シートAssyベルト付きが同梱される。
![画像4: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/d67101190359c5461dc96dffb868e0ac85ac9dcc.jpg)
主な外装に加えて専用フェンダーレスキット、各種取り付けステーにローソンウインカー(LED)、ローソンテールランプ(スモーク)などもセット同梱品。この車両の外観はこのセットで構成されるが、十分に楽しめる。
![画像5: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/91b2f082ac6216e550ab0c4e92766b5ee56e934a.jpg)
エンジンはノーマル948ccで、ラジエーター前側にドレミコレクション製ラジエーターコアガード ブラックを追加する。フレームもノーマルだ。
![画像6: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/4603de15fb988db37468a0062231ecfac562935b.jpg)
ステップはバーをSSK製ビレットに変更する。またシフトロッドで分かるように、MotoJP×SUGAMECコラボ・クイックシフター(手元で点火カット時間の3段切り替えが可能)も備える。
![画像7: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/972475eff5e42846a5b197e7a9e1a6a13d5cc9e7.jpg)
フロントフォークはφ41mm倒立の純正で、フロントフェンダーはストライカー・エアロデザイン“SAD”カーボン。フロントブレーキはGSX-R1000純正ブレンボキャリパー+ノーマルディスクの組み合わせだ。
![画像8: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/a5a2f88a161d761ca68969fa1fe80eea67c5ee14.jpg)
排気系はアメリカンドリーム・Z900RS Neoショート Downタイプ ブラックラインを加工したものを装着。リヤブレーキはブレンボP2-RS84キャリパーをコーケン製サポートでマウントし純正ディスクに組み合わせる。
![画像9: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2023/11/27/93afea2a8596bce74961db6f815699f6d88efad6.jpg)
スイングアームは純正で、リヤショックはオーリンズ・ブラックライン(KA740)として目立ちを抑えつつ性能の向上を図る。ホイールはドレミ扱いのモーリスマグで、2.75-18/4.50-18サイズを履く。リヤフェンダーもストライカー・エアロデザイン“SAD”カーボン。