普通自動二輪免許、いわゆる「中免」で楽しめるハーレーとして、2023年10月にデビューを果たした「X350」。爽快なフィールのエンジンと手に余らないジャストサイズの車体で、誰でも楽しめる一台だ。
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ハーレーダビッドソン「X350」各部装備・ディテール解説

1970年代に活躍した往年のフラットトラックレーサー・XR750をモチーフとしたスポーティなスタイリング。

タンクやテールカウルの形状はトラッカーらしい雰囲気にまとめられている。Vツインではないが、ハーレーらしい個性もしっかり表現されている。

36HPを発生するパラレルツインは360度クランクを採用。重めのビートの効いた独特の排気音が魅力で、吹け上がりも軽やかだ。

Φ41mmの倒立フォークはリバウンド調整機構つき。ブレーキディスクは260mm径のウェーブディスクをダブルで装備。タイヤはMAXXIS製。

駆動方式はオーソドックスなチェーンドライブ。スイングアームは左右非対称で右サイドは湾曲アーム。リアブレーキは240mm径のウェーブディスク。

リアサスは直押し式モノショック。ショックユニットは車体右サイドにマウントされ、調整機構はプリロードとリバウンドが用意されている。

スポーツスターを思わせるフロントマスク、小ぶりな丸目ヘッドライトはLEDで、リング状に配されたユニークなDRLも備えている。

スピードメーターのみとシンプルな構成だが、下部にマウントされた液晶モニターはオド、トリップ、時計、タコメーター表示が可能。

段付きのシートはフラットトラッカーを思わせるフォルムで、シート高は777mm。タンデム部とテールカウルは非常にコンパクトという割り切った造り。
ハーレーダビッドソン「X350」動画・写真
【公式動画】
www.youtube.comハーレーダビッドソン「X350」主なスペック・価格
全長 | 2110mm |
ホイールベース | 1410mm |
最低地上高 | 143mm |
シート高 | 777mm |
車両重量 | 195kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 353cc |
ボア×ストローク | 70.5×45.2mm |
圧縮比 | 11.9 |
最高出力 | 27kW(36HP)/8500rpm |
最大トルク | 31N・m/7000rpm |
燃料タンク容量 | 13.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.8° |
トレール量 | 100mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-ZR17(58W)・160/60-ZR17(69W) |
メーカー希望小売価格 | 69万9800円(消費税10%込) |
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸