カワサキ「Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition」各部装備・ディテール解説

往年のレーサーレプリカ、ZXRシリーズに採用されたワークスカラーを再現。最新モデルなのに1980年代のカラーも似合うから面白い。

サイズはノーマルと同様。シート高は800mmで、785mmのZX-25Rより15mmほど高く、全長と全幅はZX-25Rより10mmほど大きくなっている。

ZX-25Rのものをベースとするスチール製トレリスフレーム。車体のディメンションはZX-10Rレーサーのノウハウを踏襲したものだ。

ZX-25R用よりボアを7mm、ストロークを7.3mm拡大した398ccエンジン。最高出力77PS、ラム圧過給時80PSだが、トルクが太く扱いやすい。

ホイールはライムグリーン仕上げ。フロントブレーキはダブルディスク化。ローター径はZX-25RのΦ310mmからΦ290mmへとダウンしている。

スイングアームはZX-25Rのものと同様でスチール製だが、ZX-4Rは前後のタイヤが1サイズ太くなり、速度レンジもZR規格に変更された。

リアサスはショーワ製のBFRC-liteがRRに標準装備される。これはZX-10R用と同タイプのフルアジャスタブルで、セッティングは専用。

メーターは4.3インチのカラーTFTを採用。ライディングモードはスポーツ、ロード、レイン、ライダーの4種類を選択できる。

ニンジャ誕生40周年を祝うオーナメントはタンク上に貼られる。デザインは往年の名車Z1000Rに採用されたチャンピオンステッカー風だ。
カワサキ「Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 1990×765×1110mm |
ホイールベース | 1380mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 189kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 57.0×39.1mm |
圧縮比 | 12.3 |
最高出力 | 57kW(77PS)/14500rpm ラムエア加圧時:59kW(80PS)/14500rpm |
最大トルク | 39N・m(4.0kgf・m)/13000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 23.5° |
トレール量 | 97mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ290mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C 58W・160/60ZR17M/C 69W |
メーカー希望小売価格 | 117万7000円(消費税10%込) |
まとめ:オートバイ編集部