カワサキ「Ninja7ハイブリッド」の特徴
451ccの並列2気筒エンジンと交流同期モーターを搭載
2023年秋に欧州で発表され、ジャパンモビリティショー2023で日本初公開されたカワサキ「Ninja7ハイブリッド」。今回、販売に関する詳細が発表された。
エンジンは排気量451ccの水冷DOHC4バルブ並列2気筒。このエンジンに交流電動モーターを組み合わせる。スクーターを除く主なバイクメーカーの量産車としては、世界初のストロングハイブリッドモデルだ。
車格は600ccクラスながら、電動モーターの「e-boost」機能を使えばリッタークラス並みのスタートダッシュを見せる。その一方、燃料消費率はWMTCモード値で23.6km/Lと良好で、アイドリングストップ機能も装備。パワーと燃費を両立させた次世代のモデルだ。
ミッションは電子制御6速オートマチックで、クラッチレバーレス。左手元のシフトセレクタでマニュアル操作が行なえる。
走行モードは、エンジンとモーターの能力をフルに発揮する「SPORT-HYBRID」、モーターで発進し必要に応じてエンジンが協調する「ECO-HYBRID」、静かでクリーンな低速用の「EV」の3モード。取り回しに便利な「ウォークモード」には、後進機能も備わっている。
灯火類はLEDで、ヘッドライトは新型「Ninja ZX-6R」と同様のタイプを採用。アッパーカウルにはカワサキ車のなかでもH2など限られたモデルにのみ採用される「リバーマーク」が備わる。メーターは4.3インチのTFTカラーディスプレイで、非常に多機能なものだ。日本仕様車はETC2.0車載器も標準装備。
ボディカラーは「メタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーン」の1色のみの設定。車両価格は税込184万8000円。2024年6月15日に全国のカワサキプラザで発売予定。
カワサキ「Ninja7ハイブリッド」の動画・写真
カワサキ「Ninja7ハイブリッド」の主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2145×750×1135mm |
ホイールベース | 1535mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 795mm |
車両重量 | 228kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 451cc |
ボア×ストローク | 70.0×58.6mm |
圧縮比 | 11.7 |
エンジン最高出力 | 43kW(58PS)/10500rpm |
エンジン最大トルク | 43N・m(4.4kgf・m)/7500rpm |
モーター形式 | 水冷交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 9.0kW(12PS)/2600~4000rpm |
モーター最大トルク | 36N・m(3.7kgf・m)/0~2400rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン(電子制御式マニュアルモード付オートマチック) |
キャスター角 | 25.0° |
トレール量 | 104mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・160/60ZR17M/C(69W) |
燃料消費率 WMTCモード値 | 23.6km/L(クラス3-2、SPORT-HYBRID、マニュアル)1名乗車時 |
製造国 | タイ |
メーカー希望小売価格 | 184万8000円(消費税10%込) |
まとめ:西野鉄兵