文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健
カワサキ「W230」特徴

Kawasaki W230
市販予定車
発売時期:2024年秋頃予定
税込価格:未定
Wシリーズの一員らしい流麗なロードスター!
カワサキWシリーズに新たに加わった弟分がジャパンモビリティショー2023で、メグロS1と同時に公開された。かつて2017年まで国内で販売されていたクラシックロードスターのエストレヤは、国内販売が終了した後も「W250」のネーミングで海外で販売されていたが、今回登場したW230は、それに続く空冷シングルエンジンを搭載する「W」ということになる。
見ての通り、このW230はメグロS1の兄弟モデルで、エンジンはジャパンモビリティショーで同時公開されたフルサイズトレール、KLX230系の空冷のOHCシングル。これをエストレヤの流れを汲むスリムな車体に搭載する。
外観はほぼメグロS1と同様のフォルムで、各部のパーツ構成もメグロS1に近いものだが、こちらは「W」バッジをあしらったタンクを採用、メーターやシートなどの仕様も異なり、差別化が図られている。国内導入は2024年秋と発表されているので、今後の展開に注目したいところだ。
カワサキ「W230」各部装備・ディテール解説

エンジンはメグロS1と同じ、233ccの空冷OHCシングル。トレールモデルのKLX230系のユニットで、外観はメグロS1とまったく同じ。

サイレンサーは後端を絞った、いわゆるキャブトン仕様。シングルエンジンならではの歯切れのいいサウンドに期待したい。

グレーとブラックの文字盤を採用したアナログ2眼メーター。こちらはスピードメーター下に「W」ロゴがあしらわれている。

ホワイトにブラックのグラフィックを採用したタンクは「W」マークのバッジをあしらった優美なデザインを採用。

ボディカラーによくマッチしたシートはワディングの入ったホワイトとブラックの2トーンで、座り心地も良さそうだ。

大きくスクエアなテールランプと、クラシカルな丸型ウインカーはともに電球タイプ。シンプルでオーソドックスな組み合わせだ。
文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健