文：横田和彦、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
ヤマハ「MT-07 ABS」ライディングポジション・足つき性
シート高：805mm
ライダーの身長・体重：165cm・72kg
ネイキッドとしてはやや腰高だが、スリム＆軽量なので腰を少しズラせば片足で安定して支えられる。グリップの位置が10mm上がったため上体が起き気味に。ヒザの曲がりは自然だが、個人的にはステップは少し後ろでもよいかなと感じた。
ヤマハ「MT-07 ABS」各部装備・ディテール解説
跳ね上がったテールカウルやショートマフラーがアグレッシブなイメージ。テールカウルはレイヤー構造だ。純正装着されているタイヤはミシュラン・ロード5。
プロジェクターランプの左右にデイライトを配した近未来フェイスや、タンク横のエアダクトなどはMTシリーズに共通したもの。ウインカーは低い位置にセットされている。
グリップの高さが10mm上がった新形状のバーハンドルを採用。コーナーの入口などでハンドルに入力しやすくなった。
新たに装備された5インチTFTメーターは表示デザインを2種類から選ぶことができる。こちらは「ツーリング」モードだ。
こちらが「ストリート」モード。またアプリを通してスマホと連携し、メールや電話の着信を知らせる機能も搭載した。
スイッチボックスが一新されホイールスイッチが追加された。アクセルは初代モデルからずっとワイヤー式を採用している。
並列2気筒エンジンは低回転域でリズミカルな鼓動感が味わえて、アクセルを開けるとダイレクトに吹け上がっていく特性。パワーバンドが広くコントロールしやすい。
インナーチューブ径Φ41mmの正立フォークにMOSキャリパーをセット。軽量アルミ製キャストホイールに装備されたΦ298mm径ローターとの組み合わせで高い制動力を発揮。
リアショックユニットは左右非対称のスイングアームにリンクを介して装着される。ショートマフラーからはしっかりと消音されたリズミカルな排気音が響く。
前方が絞り込まれ足つき性に貢献しているシートは自由度が大きく、体重移動しやすい。ちょっとした停車時に便利なヘルメットホルダーを標準装備している。
ヤマハ「MT-07 ABS」動画・写真
2024 Yamaha MT-07: Find your Darkness
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ヤマハ「MT-07 ABS」主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2085×780×1115mm |
| ホイールベース | 1400mm |
| 最低地上高 | 140mm |
| シート高 | 805mm |
| 車両重量 | 184kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 688cc |
| ボア×ストローク | 80.0×68.5mm |
| 圧縮比 | 11.5 |
| 最高出力 | 54kW（73PS）/8750rpm |
| 最大トルク | 67N・m（6.8kgf・m）/6500rpm |
| 燃料タンク容量 | 13L（無鉛レギュラーガソリン指定） |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 24°50′ |
| トレール量 | 90mm |
| ブレーキ形式（前・後） | ダブルディスク・シングルディスク |
| タイヤサイズ（前・後） | 120/70ZR17M/C （58W）・180/55ZR17M/C （73W） |
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 24.6km/L（クラス3・サブクラス3-2）1名乗車時 |
| 製造国 | 日本 |
| メーカー希望小売価格 | 88万円（消費税10％込） |
文：横田和彦、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
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