これまでNinja 1000SXは1000km以上走行済み、歴代モデルもあわせると約2500kmも走行している横田。何もかもを知り尽くした彼は歴代ニンジャ1000シリーズをどのように捉えているのか…シリーズの魅力を深掘りした。
以下、文:横田和彦/写真:関野 温

カワサキ「Ninja 1000」シリーズの魅力とは?

画像: Kawasaki Ninja 1000SX 総排気量:1043cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:820mm 車両重量:236kg 税込価格:159万5000円

Kawasaki Ninja 1000SX

総排気量:1043cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:820mm
車両重量:236kg

税込価格:159万5000円

スポーツツアラーの概念を変えたニンジャ1000

ボクがバイクに興味を持ちはじめたのはレーサーレプリカが盛り上がっている時代。スピード&パワーを競うレプリカと、楽にツーリングができるツアラーとの差は明確だった。ツアラーはドカッと座るようなポジションでも風が当たらない大型カウルが付き高速道路では快適な反面、挙動は重く峠道もゆったりとこなす感じ。血気盛んだった若人のボクに響くポイントはなかったよね。

時は流れ、2011年に現れたニンジャ1000は、最初どのカテゴリーに入るのかわからなかった。スポーツ? ツアラー? 色々な特性が1台に凝縮されていて不思議な感覚。しかし、アップライトなポジションでクルージングからスポーツ走行までカバーする汎用性の高さに惹かれた。これはオモシロイぞ!

ニンジャ1000は年々進化し完成度を高めた。個人的には2017年モデルあたりで十分熟成したと感じていたが、2020年デビューのニンジャ1000SXに乗ってビックリ。数キロも走らないうちにバイクとライダーのシンクロ率が急激に上がり、すぐに身体の一部になった。ワインディングでの走りにはキレが加わり、巨体をUターンさせるのも楽々。まだ進化の余地があったことに驚かされた。

画像1: カワサキ「Ninja 1000」シリーズの魅力とは? 2500km以上試乗してきた横田が語る|歴代モデルを一挙紹介

でかいバイクは安定感抜群…でもボクはスポーツライディングできなきゃ嫌!

カワサキ「Ninja 1000」シリーズの歴代モデル

画像: Kawasaki Ninja1000SX 40th Anniversary Edition(2024年12月23日発売) www.autoby.jp

Kawasaki Ninja1000SX 40th Anniversary Edition(2024年12月23日発売)

www.autoby.jp

文:横田和彦/写真:関野 温

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