単にカウルがついたバリエーションモデルではない。XSR900GPの走りは、ベースとなったXSR900とは異なる魅力を備えた、違うキャラクターに仕上げられている。ここでは両車を乗り比べながら、それぞれの個性と魅力の違いに触れてみよう。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸

ヤマハ「XSR900」各部装備・ディテール解説

画像: 2024年モデルのXSR900はGPの登場に合わせた、マールボロカラーを想起させるグラフィックのシルキーホワイトと、同じデザインのグラフィックをシルバーであしらったブラックメタリックXの2色を用意。GPとの価格差は17万6000円だ。

2024年モデルのXSR900はGPの登場に合わせた、マールボロカラーを想起させるグラフィックのシルキーホワイトと、同じデザインのグラフィックをシルバーであしらったブラックメタリックXの2色を用意。GPとの価格差は17万6000円だ。

画像: 丸目ヘッドライトはLED。フロントウインカーもLEDで、こちらはラジエターサイドにマウントされるユニークなレイアウト

丸目ヘッドライトはLED。フロントウインカーもLEDで、こちらはラジエターサイドにマウントされるユニークなレイアウト

画像: メーターは3.5インチの小型TFT。こちらはトラコンとスロットルレスポンスのD-MODEが個別にセレクトできる仕様となっている。

メーターは3.5インチの小型TFT。こちらはトラコンとスロットルレスポンスのD-MODEが個別にセレクトできる仕様となっている。

画像: フロントフォークは片側が伸側、もう一方が圧側調整機構を持つセパレートタイプ。撮影車のホイールはゴールド仕上げだ。

フロントフォークは片側が伸側、もう一方が圧側調整機構を持つセパレートタイプ。撮影車のホイールはゴールド仕上げだ。

画像: メインフレームとスイングアームはブラック仕上げ。車体色がブラックの場合はフォークとホイールもブラック仕上げで統一される。

メインフレームとスイングアームはブラック仕上げ。車体色がブラックの場合はフォークとホイールもブラック仕上げで統一される。

画像: レッドのステッチをあしらったシート。GPに対して前後に短かく、前端部、後端部ともにこちらの方が絞り込まれたデザイン。

レッドのステッチをあしらったシート。GPに対して前後に短かく、前端部、後端部ともにこちらの方が絞り込まれたデザイン。

ヤマハ「XSR900」動画・写真

画像: 2024 Yamaha XSR900: Legend Reborn www.youtube.com

2024 Yamaha XSR900: Legend Reborn

www.youtube.com

ヤマハ「XSR900」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2155×790×1155mm
ホイールベース1495mm
最低地上高140mm
シート高810mm
車両重量193kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量888cc
ボア×ストローク78.0×62.0mm
圧縮比11.5
最高出力88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜00′
トレール量108mm
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
燃料消費率 WMTCモード値20.4km/L(クラス3・サブクラス3-2)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格125万4000円(消費税10%込)

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸

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