この記事では、同企画内で「125クラス(51~125cc)」にカテゴライズされる、ホンダとスズキの125ccスクーターモデルをまとめて紹介します。
Honda PCX
H-049(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
2020年のフルモデルチェンジで新設計の4バルブヘッドを採用したeSP+エンジンをはじめ、フレーム、ストロークを増加したリアサスなど基本メカニズムを一新。
ラゲッジボックスの容量拡大、USBソケットを標準装備するなど使い勝手の良い装備を充実させている。現行の2023年モデルは平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応し、シート表皮は黒色に変更された。
Honda LEAD125
H-050(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
原付二種のリード125は2022年3月にモデルチェンジ。優れた燃費&環境性能と、力強い出力特性を兼ね備えるeSPエンジンをさらに進化させた「eSP+」エンジンを搭載。
さらに、「Honda SMART Keyシステム」を採用した。現行モデルとなる2023年型は車体色にキャンディーノーブルレッドとマットギャラクシーブラックメタリック(33万円)を追加し、継続色と合わせ全4色設定。
Honda Dio110/Dio110・ベーシック
H-051(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
Dioは1988年に50ccモデルとしてデビュー。その名を受け継いだ原付二種のDio110は、2011年に初登場。2021年のフルモデルチェンジで、新設計フレームやスマートキーシステムを搭載。
現行の2023年モデルでは、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合し、新たに「ベーシック」がバリエーションに追加された。Dio110・ベーシックは全3色、Dio110は1色のみのカラーラインアップとなっている。
Honda BENLY 110/BENLY 110 PRO
H-052(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
低床設計で荷物の積み降ろしのしやすいリアキャリアを備える原付二種のビジネススクーター。50㏄版とは異なり、エンジンは空冷単気筒を採用。
また、「PRO」は新聞配達や宅配用途に特化したモデルでフットブレーキ、ナックルバイザー、前カゴ、大型リアキャリアなどが標準装備となる。2022年11月をもって生産が終了した。
SUZUKI Address125
S-028(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
1991年の「アドレスV100」発売以来、「アドレス」はスズキ伝統のブランド。
2022年10月に発売された現行型は、それまで日本国内で販売されていたアドレスシリーズとは異なり、丸みのあるボディ、フラットなフットボード、異形ヘッドライトがスタイリングの特徴で、ヘッドライトとポジションランプにはLEDを採用。
SEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジンを搭載する。
SUZUKI AVENIS125
S-029(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
国内では1999年以来の復活となったスズキ「アヴェニス」ブランド。新型は総排気量124ccの空冷単気筒 SEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジンを搭載。
スポーティなスタイリングのボディに、LEDヘッドランプや2灯式のLEDリアコンビネーションランプ、シート下の21.5L容量のトランクスペース、フル液晶タイプメーターを装備。フロントインナーボックスも装備されUSB電源ポートも標準装備されている。
SUZUKI BURGMAN STREET125EX
S-030(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
スズキのスクーターの中でもラグジュアリー系となるバーグマンシリーズの末弟とあって、スタイリングは高級感があり重厚なものとなっている。
使い勝手のいいフラットフロアやゆったりしたシートを採用し、エンジンは空冷のSEPユニットで、アイドリングストップシステムも標準装備。アドレス、アヴェニスとは異なり、このEXのみ、リアホイールを12インチとしているのも特徴。
SUZUKI Address110/Address110 Special Edition
S-031(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
スリムでフラットフロアボードを持つ車体に前後14インチホイールを装着。装備重量100kgと軽量で、燃費性能と良好な加速性能を実現する112ccのSEPエンジンを搭載。特別色を纏ったスペシャル・エディションが2021年8月に発売されたが、2022年をもって生産終了となった。