※本企画はHeritage&Legends 2024年6月号に掲載された記事を再編集したものです。
ARCHIが魅せる、Z900RSカスタムの楽しみとは!?
カワサキZを中心としたカスタム&リプロパーツの開発・販売で知られるPMCが、現行モデル向けに展開するARCHI(アーキ)ブランド。中でも人気モデルのZ900RS向けパーツはそんなARCHIの主力製品で、2024年3月の東京モーターサイクルショーでも数多くの新製品がラインナップされた。さらに、熱も冷めぬ翌4月からは新たなパーツの開発が進んでいる。
「まず、お見せしたいのがZ900RS用『427ショート管マフラー(6ピース)・漆黒エディション』です」とは、PMC販売促進課の清水昭尋さん。清水さんはARCHIブランドの製品開発の最前線にも立つ人だ。
漆黒エディションは、アルミ削り出しパーツにオリジナルの漆黒メッキ加工を施した、ARCHIのハイエンドモデル。厳選されたパーツショップやカワサキ・ディーラーなど、全国25のショップでのみ購入できる特別なアイテムだ。Z900RS向けにラインナップパーツを増やしてきたが、ついにアルミ削り出しパーツばかりか、大物のスチールマフラーにまで施工されたのが注目点。黒やダークブラウンとも違う、光線の当たり具合で表情を変える独特のカラーには、独特の高級感が漂う。同品は現在、試作・開発のまっただ中で、市販化が待たれる1本だ。
一方で、その漆黒エディションの他パーツへの展開とともにPMCが注力するのが、オプションパーツの開発だ。清水さんは、「すでにARCHIパーツをご購入いただいた皆さまにも、さらに製品のバージョンアップを楽しんでもらえるようなアイテムを開発中なんです」と言う。
例えば、ロングテールカウル用アイアンフェンダーレスをグレードアップさせるハニカムウインカーブラケット、ナンバー灯キットやミラーコートウインカーレンズがそれ。
▲上が『アイアンフェンダーレスキット』(2万9700円)でロングテールカウルに合わせた専用設計品だ。純正テールランプを約60mmセットバックできる。ウィンカーとナンバー灯マウント部は二重板構造で、純正ダンパーラバーもそのまま使用できる。
▲上2点もアイアンフェンダーレス専用の『ハニカムウインカーブラケット』。純正ウィンカー用(1万3200円・上)と汎用(9900円・下)があり、愛車のカスタムのカスタムの進み具合でチョイスできる。前出のハニカムナンバー灯とウインカーブラケットはブラック、シルバー、マリーゴールドの3色が揃えられる。
「新製品開発ももちろん大事ですが、それと平行してバージョンアップパーツも充実させることでお客さまを飽きさせない、つまりずっとARCHIのファンでいていただけると思うんです。どんな車両のカスタムでも〝ここで終わり〟が分かるとモチベーションは下がりますよね(笑)。ARCHIが提供する製品群は決して、カスタム好きのお客さまを飽きさせない。お客さまと一緒に新しいステップを踏んでいくブランドにしていきたいんです」(同)。
車種、製品ジャンルに手法──。ARCHIの切り拓くカスタムの進化、そして深化はまだ始まったばかりなのだ。
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ステンめっきパーツにも“漆黒エディション”を準備中だ
▲上はチェーンカバーと組み合わせて使える『ステンレスポリッシュインナーフェンダー』(1万4300円)で漆黒エディションも準備中。下はひと足早く発売された『ステンレスチェーンカバー 漆黒エディション』(2万5300円)だ。
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フロントフォーク幅に合わせアルミ削り出しのオールビレット!
▲『ステムエンブレム&マウントステーセット』(Z900RS用:[クロームメッキ]7700円/[黒]9350円、同CAFE用:[クロームメッキ]9900円/[黒]1万1550円)の既存ラインナップに加え、新たに揃えられたのが「Kawasaki」の『銀文字エンブレム』(1万3200円)と、『大文字ステムエンブレム』(1万5000円)。大文字ステムエンブレムはタンクエンブレムにARCHIブランドで販売する大文字の『KAWASAKI Z1/Z2タイプ』を装着したユーザーから、ステム側も同じロゴで揃えたいという声を受けて追加されたのだという。すでに冒頭のセット購入済みのユーザーも、エンブレム単体購入でイメチェンできると好評だ。
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