ヤマハのニューモデル「XSR900 GP」の発売日と同日に「XSR900」の2024年モデルも販売開始された。新色をまとい従来カラーから印象を一変させている。あらためて、このレーシングヘリテージモデルを深掘りしていこう。
文:オートバイ編集部/写真:井上 演

ヤマハ「XSR900」各部装備・ディテール解説

画像: APSG(Accelerator Position Sensor Grip)を装備した電子制御スロットルの採用でスロットルケーブルが不要に。ミラーはバーエンドタイプ。

APSG(Accelerator Position Sensor Grip)を装備した電子制御スロットルの採用でスロットルケーブルが不要に。ミラーはバーエンドタイプ。

画像: 3.5インチTFT液晶メーターパネルを採用。6軸IMUの導入で、トラクションコントロール、スライドコントロール、リフトコントロールなども備える。

3.5インチTFT液晶メーターパネルを採用。6軸IMUの導入で、トラクションコントロール、スライドコントロール、リフトコントロールなども備える。

画像: 左のスイッチボックスにはウインカーやホーン、ハザードボタンなど基本的な操作スイッチの他に、クルーズコントロールシステムの操作スイッチも搭載。

左のスイッチボックスにはウインカーやホーン、ハザードボタンなど基本的な操作スイッチの他に、クルーズコントロールシステムの操作スイッチも搭載。

画像: コンパクトなキルスイッチ&セルスイッチの下にはダイヤル式のメニューボタンが配置される。運転モードの切り替えができるD-MODEを搭載している。

コンパクトなキルスイッチ&セルスイッチの下にはダイヤル式のメニューボタンが配置される。運転モードの切り替えができるD-MODEを搭載している。

画像: 現行のXSR900はレトロなティアドロップタンクではなく上面がフラットになったタンクを採用。これは1980年代のレーシングマシンにライダーの使い勝手や整備性まで追求した機能美があり、その姿勢が生かされている。

現行のXSR900はレトロなティアドロップタンクではなく上面がフラットになったタンクを採用。これは1980年代のレーシングマシンにライダーの使い勝手や整備性まで追求した機能美があり、その姿勢が生かされている。

画像: ストロークアップで排気量を888ccまで拡大したXSR900。コンパクトな燃焼室による燃焼効率向上でトルクを増強、最高出力も119PSにアップしている。

ストロークアップで排気量を888ccまで拡大したXSR900。コンパクトな燃焼室による燃焼効率向上でトルクを増強、最高出力も119PSにアップしている。

画像: シフトアップ、シフトダウンの双方向に対応するクイックシフトシステムを標準装備している。アシスト&スリッパークラッチも標準装備だ。

シフトアップ、シフトダウンの双方向に対応するクイックシフトシステムを標準装備している。アシスト&スリッパークラッチも標準装備だ。

画像: 軽量で強度にも優れたスピンフォージドホイールを採用。ブレーキはラジアルマウントの4ポットキャリパーでダブルディスク。ローター径はΦ298mm。

軽量で強度にも優れたスピンフォージドホイールを採用。ブレーキはラジアルマウントの4ポットキャリパーでダブルディスク。ローター径はΦ298mm。

画像: アルミ製のスイングアームは、先代のXSRよりも55mm長いボックス構造のもの。ホイールベースは新型MT-09より65mm長くなっている。

アルミ製のスイングアームは、先代のXSRよりも55mm長いボックス構造のもの。ホイールベースは新型MT-09より65mm長くなっている。

画像: フロントはフル調整式で、リアはプリロード7段階と伸び側減衰力が調整可能。リンク式リアサスペンションは粘りのあるコーナリングを楽しませてくれる。

フロントはフル調整式で、リアはプリロード7段階と伸び側減衰力が調整可能。リンク式リアサスペンションは粘りのあるコーナリングを楽しませてくれる。

画像: 新型で大きくデザインが変わったシートは、1980年代のスポーツバイクのテールカウルのようにも見える独特な形状だ。似ているがXSR900 GPとは形状が違う。

新型で大きくデザインが変わったシートは、1980年代のスポーツバイクのテールカウルのようにも見える独特な形状だ。似ているがXSR900 GPとは形状が違う。

画像: シングルシート風の角ばったテール周りの後端にテールランプを埋め込み、先代とは印象が大きく異なるテールまわり。レーシングマシンへのオマージュが感じられる要素だ。

シングルシート風の角ばったテール周りの後端にテールランプを埋め込み、先代とは印象が大きく異なるテールまわり。レーシングマシンへのオマージュが感じられる要素だ。

ヤマハ「XSR900」動画・写真

画像: 2024 Yamaha XSR900: Legend Reborn www.youtube.com

2024 Yamaha XSR900: Legend Reborn

www.youtube.com

ヤマハ「XSR900」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2155×790×1155mm
ホイールベース1495mm
最低地上高140mm
シート高810mm
車両重量193kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量888cc
ボア×ストローク78.0×62.0mm
圧縮比11.5
最高出力88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜00′
トレール量108mm
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
燃料消費率 WMTCモード値20.4km/L(クラス3・サブクラス3-2)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格125万4000円(消費税10%込)

文:オートバイ編集部/写真:井上 演

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