文:ミスター・バイクBG編集部/撮影:鈴木広一郎/撮影協力:PMC
ドレスアップと機能向上を両立させる「ARCHI(アーキ)」

PMC
兵庫県淡路市志筑3071
TEL.0799-60-0101
斬新さとノスタルジックをあわせ持つブランド
生産から50年以上経った車両でも快適に走行し得るために、数多のリプレイスパーツを生み出し、また海外ブランド商品を輸入販売しサポートする、Z系ユーザーは元より絶版車乗りに名高いPMC。
そんなPMCが、Z900RSをメインターゲットにしたパーツブランドを立ち上げた、それが「ARCHI(アーキ)」だ。
衝撃のデビューから快進撃を続けるZ900RSの魅力をさらに引き上げる「カスタム新時代」を牽引する、アーキの技術力や製品力を回を追って紹介していこうと思う。

早速、アーキはどんなブランドなのか、同社販売促進課の清水昭尋さんに伺ってみた。
「まず、今までにない様なパーツをアルミ削り出しで造り、またマーシャルやヨーロピアン、アルフィンカバーもそうですが、そういったノスタルジックなパーツも並行してリリースしております。PMCの強みを活かしているといえますね」
“今までにないパーツ”というのは、新しいブランドとしてとても惹きになりますね。
「削り出しのパーツは、ハニカムデザインを採用し、ひと手間加えることで他には類を見ない商品になっていると思います。なので、''今までにない削り出しパーツ"と"ノスタルジックパーツ"の2大ポイントがアーキを象徴しています」
ニュースとして、2024年秋に発表されたZ900RSの25年モデルのニューカラー「キャンディトーンレッド」を採用した、外装セットを早くも用意。
Z1B仕様のラインをあしらったロングテールカウルやダブル・バブル・インテークサイドカバー等人気商品をはじめ、チンスポイラー、FRPリアフェンダー、FRPフロントフェンダー他をラインナップ。公式サイト内に専用特設ページを開設しているので、チェックして欲しい。
アーキによるカスタム例|カワサキ「Z900RS」

Z900RSの価値を高める創意工夫!
シルバーの水平ラインが入るシックなエボニーカラーの2021年モデルをベースに、エボニーと対照的に全てシルバーカラーで統一したアーキパーツを装備。
それぞれが機能性を持たせたパーツ群だが、質実剛健な機能美を伴うデザインにより高いドレスアップ効果も得られる優れもの。
Z900RSの持つシックでクラシカルな雰囲気を崩すことなく、車体の持つ価値を1ランクも2ランクも押し上げることに成功している。

ヘックスパンチングメッシュのコアプロテクターと、オイルクーラーのサイドカラーを彷彿させるサイドロッドにより、スタイリッシュに変身。

サイドビューにインパクトを与えるサブフレームは、無骨なビレットパーツだがハニカムデザインを取り入れ美しいフィニッシュとなる。

タンクキャップ周辺もドレスアップ要素の高いポイント。乗車視線でインパクトが得られるバークランプにも注目。

ヘッドライトはコンバージョンキットを用いて、マーシャルクリアライトを採用。汎用タイプのウインカーステーにより、ヨーロピアンウインカーを装着。

STD比120mm延長したチェーンカバーと一体化したカーボン製リアフェンダーを採用。スイングアームは、アルミ鏡面仕上げのオリジナルとなる。

「タックロールシート」のタックロールは絶妙な幅とし、約20mmのアンコ抜きでスタリッシュに仕上がる。

毒蛇を意味するネーミングの「ヴァイパーシート」もラインナップ。ウネリのある蛇のウロコを連想させるステッチワークが特徴だ。表皮の選択肢も幅広い!

バックステップとタンデムステップ、スイングアームピボット、マスターシリンダーキャップ、リアサスリンクプレート、など統一されたシルバーカラーとハニカムデザインが織り出す特異性溢れる世界観が凝縮されたカットだろう。