月刊『ヘリテイジ&レジェンズ』が各社の注目の新製品を紹介します。今回はオーヴァーレーシングプロジェクツ「Snella(スネラ)スイングアーム」をピックアップ!

オーヴァーレーシングプロジェクツ「Snella(スネラ)スイングアーム」

この春、老舗・オーヴァーレーシングプロジェクツが発表したのが、アルミ削り出しによる新作スイングアーム“Snella(スネラ)”。撮影時は「まだ試作品」という段階の1本を借り出してお見せするのがこの写真。Z900RSは現在すでに販売中で、ZRX1200DAEG向けにも展開予定とのことだ。

実はツクバTOTのハーキュリーズクラスで活躍する光元康次郎選手のH2Rレーサー用にも、すでに実戦投入済の実績もある。デザイン面では、KTMのDUKEシリーズなどでは凹側を外に出す(アルミ鋳造品)が、Snellaは装着予定車種がオーセンティックなデザインのため、スイングアームが外観から浮かないようにとのあえての配慮。それでもビレットの美しさは隠せるものではない。好評を得れば表裏を入れ替える展開もあるかもしれない。オリジナリティ溢れるスイングアームの登場に注目だ。

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画像1: オーヴァーレーシングプロジェクツ「Snella(スネラ)スイングアーム」

削りこまれた面が内側に入るデザイン。アーム部はA5803S押し出し材を使い、高剛性とコストをバランスさせているそうだ。この辺はスイングアームを作り続けてきたオーヴァーならではのノウハウも生きる部分。あえてスタビライザーは付けず、センターを緩やかに膨らませたアームデザインが、美しさと斬新さをアピールしている。

画像2: オーヴァーレーシングプロジェクツ「Snella(スネラ)スイングアーム」
画像3: オーヴァーレーシングプロジェクツ「Snella(スネラ)スイングアーム」

ピボット部とエンド部は7N01材からの削り出し品。スタンドフックは標準装備品だ。

画像4: オーヴァーレーシングプロジェクツ「Snella(スネラ)スイングアーム」

Z900RSではボックス構造のブリッジ上にリヤショックのアンダーマウント部が装備される。スイングアーム長は純正同等の585mmで設定した。

SPECIFICATION

メーカーオーヴァーレーシングプロジェクツ
製品名Snella(スネラ)スイングアーム
対応車種Z900RS、ZRX1200DAEG(予定)
素材ピボット部/エンド部 : 7N01材、アーム部 : A5803押し出し材
スイングアーム長585mm(純正同等サイズ)
価格Z900RS : 41万8000円、ZRX1200DAEG : 44万円(予価) ※リヤアクスルシャフト、スタンドフック標準装備

取材協力:オーヴァーレーシングプロジェクツ 

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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