レポート:オートバイ編集部
BMW「R 1300 GS アドベンチャー」各部装備・ディテール解説

登場時に公開された写真で見るとかなり大型化した印象だったが、実車は想像よりは太い印象ではなく、初公開されたモトラッドデイズの会場では「意外にスリムだった」との声も。

独創的なX字型のDRLは継承。フロントの「クチバシ」はオフロード走行でスタンディング時にフロントタイヤの先が見えやすいようショート化された。

燃料タンク容量は30リットルでロングツーリングも余裕でこなすサイズ。中央にはタンクバッグを装着するアタッチメントバーが設けられる。

これまでエンジンガードパイプにマウントされていたドライビングランプは、ボディサイドに一体化された。サイドのアルミパネル上にはバッグ取付用のアタッチメントが付く。

サイドカバーの大きなダクトは斜めに配置されたラジエターの排気口。エンジンのガードパイプは引き起こしを考慮してグリップ部が大型化された。

スタンダードのGSと同様に、エキゾーストはサブチャンバーを備えるためサイレンサーは非常に小ぶり。クロススポークホイールは全車標準だ。

フロントには19インチを採用。アダプティブ車高制御は全車に採用される。撮影車の装着タイヤはメッツラーのカルー。

前後のシートヒーターは標準装備。国内導入されるグレードは「ツーリング」と「GSスポーツ」、そしてASA搭載のAT仕様となる。

テールランプはウインカーと一体。アクティブクルーズコントロール装着車は黒いカバーの部分にミリ波レーダーセンサーが収まる。

アドベンチャーに用意される純正トップケース、パニアケースは堅牢なアルミ製が用意される。合計で約150リットル容量と、収納力も抜群。
BMW「R 1300 GS アドベンチャー」動画・写真
BMW Motorrad - YouTube
www.youtube.comBMW「R 1300 GS アドベンチャー」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2280×1012×1588mm |
ホイールベース | 1534mm |
シート高 | 820/840-850/870mm(アダプティブ車高制御 comfort 装備車両) 840/860-870/890mm(アダプティブ車高制御 装備車両) |
車両重量 | 269kg(燃料90%時) |
エンジン形式 | 空水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
総排気量 | 1300cc |
ボア×ストローク | 106.5×73mm |
圧縮比 | 13.3 |
最高出力 | 107kW(145PS)/7750rpm |
最大トルク | 149N・m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 30L |
変速機形式 | 6速リターン |
ステアリングヘッド角 | 63.8° |
トレール量 | 118.8mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ285mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70R19・170/60R17 |
メーカー希望小売価格 | 335万3000円~368万4000円(消費税10%込) |
レポート:オートバイ編集部