MT-09ファミリーの“切り札”として、以前から登場が噂されてきた、ヤマハの3気筒スーパースポーツが2024年10月、ベールを脱いだ。その名もYZF-R9。コンパクトでスリムな車体に、トルクフルなCP3エンジンを搭載する期待のモデルだ。
まとめ:オートバイ編集部

ヤマハ「YZF-R9」スタイリング解説

画像: 4気筒600cc車を中心に競うワールドス-パースポーツ(WSSP)に、ヤマハはこのYZF-R9で2025年より参戦することを決定。レーサーも公開された。

4気筒600cc車を中心に競うワールドス-パースポーツ(WSSP)に、ヤマハはこのYZF-R9で2025年より参戦することを決定。レーサーも公開された。

画像: 最新SSらしい、尻上がりのスポーティなフォルムが印象的。ライディングポジションがどのくらい前傾になるのかにも注目だ。

最新SSらしい、尻上がりのスポーティなフォルムが印象的。ライディングポジションがどのくらい前傾になるのかにも注目だ。

画像: 3気筒エンジンを採用するだけあって全幅は705mmと、600ccクラスに迫るスリムさを実現。車体中央の絞り込みが印象的だ。

3気筒エンジンを採用するだけあって全幅は705mmと、600ccクラスに迫るスリムさを実現。車体中央の絞り込みが印象的だ。

ヤマハ「YZF-R9」各部装備・ディテール解説

画像: LEDヘッドライトをM字ダクト内にマウント、左右にはLEDポジションランプを配して独特のフロントマスクを構築する。

LEDヘッドライトをM字ダクト内にマウント、左右にはLEDポジションランプを配して独特のフロントマスクを構築する。

画像: R1に次いで採用されたウイングレット。直線基調のシャープなデザインで、ノーズからカウルサイドへの整流効果を高めている。

R1に次いで採用されたウイングレット。直線基調のシャープなデザインで、ノーズからカウルサイドへの整流効果を高めている。

画像: フロントウインカーはミラーにビルトイン、余計なボディサイドの張り出しをなくし、ウイングレットの整流効果をアシスト。

フロントウインカーはミラーにビルトイン、余計なボディサイドの張り出しをなくし、ウイングレットの整流効果をアシスト。

画像: トップブリッジはYZF-Rシリーズらしい肉抜きデザイン。ハンドルの垂れ角は、この写真で見るとややきつめにも見える。

トップブリッジはYZF-Rシリーズらしい肉抜きデザイン。ハンドルの垂れ角は、この写真で見るとややきつめにも見える。

画像: メーターは5インチのカラーTFT。タコメーターの中央には「R」の文字が大きくあしらわれており、遊び心もしっかり入っている。

メーターは5インチのカラーTFT。タコメーターの中央には「R」の文字が大きくあしらわれており、遊び心もしっかり入っている。

画像: ライディングモードはスポーツ、ストリート、レインのほかに、好みの仕様を保存するカスタム2種類、トラック4種類を用意。

ライディングモードはスポーツ、ストリート、レインのほかに、好みの仕様を保存するカスタム2種類、トラック4種類を用意。

画像: YZF-Rシリーズらしい、肉抜き加工が施されたトップブリッジ。一見すると、まるで最新のYZF-R1かと思うようなスパルタンさだ。

YZF-Rシリーズらしい、肉抜き加工が施されたトップブリッジ。一見すると、まるで最新のYZF-R1かと思うようなスパルタンさだ。

画像: スイッチボックスは先に登場したMT-09と同タイプのものを採用。将来的にY-AMTが導入されるのかにも注目が集まる。

スイッチボックスは先に登場したMT-09と同タイプのものを採用。将来的にY-AMTが導入されるのかにも注目が集まる。

画像: アルミキャストのデルタボックスフレームは完全新設計。単体の重量は9.7kgで、ヤマハのスーパースポーツとしては最軽量。

アルミキャストのデルタボックスフレームは完全新設計。単体の重量は9.7kgで、ヤマハのスーパースポーツとしては最軽量。

画像: MT-09譲りのCP3ユニットは、ECUのセッティングを変更し、点火時期や二次減速比も変更。パワーは119PSを発揮する。

MT-09譲りのCP3ユニットは、ECUのセッティングを変更し、点火時期や二次減速比も変更。パワーは119PSを発揮する。

画像: マフラーはエンジン下に大型のサイレンサーを持つ、MT-09と同様のショートタイプ。この効果もあって前後重量配分は50:50を達成している。

マフラーはエンジン下に大型のサイレンサーを持つ、MT-09と同様のショートタイプ。この効果もあって前後重量配分は50:50を達成している。

画像: フロントフォークは新設計のKYB製フルアジャスタブル。インナーチューブ径Φ43mmで、新型のYZF-R1のスタンダードと同タイプだ。

フロントフォークは新設計のKYB製フルアジャスタブル。インナーチューブ径Φ43mmで、新型のYZF-R1のスタンダードと同タイプだ。

画像: ブレーキはブレンボ製のラジアルマウント・Stylemaキャリパーを採用。これはYZF-R1の2025年モデル・スタンダードと同様のパーツだ。

ブレーキはブレンボ製のラジアルマウント・Stylemaキャリパーを採用。これはYZF-R1の2025年モデル・スタンダードと同様のパーツだ。

画像: リアショックのイニシャルアジャスターは別体式として左サイドにマウント。工具不要ですぐに調整できるよう配慮されている。

リアショックのイニシャルアジャスターは別体式として左サイドにマウント。工具不要ですぐに調整できるよう配慮されている。

画像: リアショックユニットはKYB製を採用。伸側、圧側の減衰力と車高調整も可能なフルアジャスタブルタイプで、YZF-R1のスタンダードと同様だ。

リアショックユニットはKYB製を採用。伸側、圧側の減衰力と車高調整も可能なフルアジャスタブルタイプで、YZF-R1のスタンダードと同様だ。

画像: リアのスイングアームはMT-09系のものを採用。ホイールはヤマハ独自のスピンフォージド製法による軽量なもの。装着タイヤはBS製のS22。

リアのスイングアームはMT-09系のものを採用。ホイールはヤマハ独自のスピンフォージド製法による軽量なもの。装着タイヤはBS製のS22。

画像: シートはホールド性を重視した形状で、絞り込んだフロントから大きく後端にかけて広がっていく、扇型のようなデザイン。

シートはホールド性を重視した形状で、絞り込んだフロントから大きく後端にかけて広がっていく、扇型のようなデザイン。

画像: タンデムシートの位置が高く、テールカウルも切り落としたように短い設定となっているため、尻上がり感がより強調されている。

タンデムシートの位置が高く、テールカウルも切り落としたように短い設定となっているため、尻上がり感がより強調されている。

ヤマハ「YZF-R9」動画・写真

画像: - YouTube youtu.be

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画像: 2025 Yamaha R9: a New Generation of Supersport|Yamaha Motor Europe - YouTube www.youtube.com

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www.youtube.com

ヤマハ「YZF-R9」主なスペック・海外での価格

全長×全幅×全高2070×705×1180mm
ホイールベース1420mm
シート高830mm
車両重量195kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量890cc
ボア×ストローク78.0×62.1mm
圧縮比11.5
最高出力87.5kW(119PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.48kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角22°35′
トレール94mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17(58W)・180/55ZR17(73W)
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク
北米での価格1万2499ドル(≒約191万2300円 ※1ドル153円で換算)
※諸元は欧州仕様車

まとめ:オートバイ編集部

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