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ホンダ「NC750X」欧州仕様・2025年モデルの特徴
ヘッドライトや足まわりを変更、バイオマスプラスチックを外装に採用
前身の「NC700X」から進化し2016年にデビューした「NC750X」。水冷2気筒の745ccエンジンを搭載し、DCTモデルもラインナップ。通常の燃料タンク部分をラゲッジスペースとしているのが大きな特徴だ。NC700時代から販売価格や燃費性能といった経済性の高さも魅力となっている。
EICMA2024で新たに発表された2025年モデルは、各部のアップデートが図られた。
LEDヘッドライトは新設計のものを採用。それに伴ってフェイスデザインが大きく変更された。メーターは新たに5インチのTFTディスプレイを搭載。スマートフォンとの接続機能「Honda RoadSync」を備えている。メーターの操作は、近年採用が相次いでいる4wayセレクトスイッチで行なう。
ホイールも新たなものとなった。ホイール径は前後とも17インチでタイヤサイズも従来通り。フロントブレーキはダブルディスク化され、制動時のコントロール性能を高めている。
エンジンは欧州の新排ガス規制ユーロ5+に対応。最高出力43.1kW・最大トルク69Nmという数値は、従来モデルからキープ。DCT仕様車は、DCTの制御をアップデートし、発進と極低速域でのコントロール性を向上させている。
ボディカラーは「アースアイビーアッシュグリーン」「アースブラック」「マットパールグレアホワイト」「ファイティングレッド 」の4色が発表された。
このうちアースアイビーアッシュグリーンとアースブラックには、外装にバイオマスプラスチックの「デュラビオ」が採用されている。これは2024年モデルのCRF1100Lアフリカツインシリーズのスクリーンにも採用された素材。外装で使用されるのはホンダの二輪車としては初となる。
なおホンダは同日、国内市場にも当モデルを導入する予定であることを発表している。
ホンダ「NC750X」欧州仕様・2025年モデルのカラーバリエーション
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ホンダ「NC750X」欧州仕様・2025年モデルの動画・写真
ホンダ「NC750X」欧州仕様・2025年モデルの主なスペック
全長×全幅×全高 | 2210×846×1330mm |
ホイールベース | 1525mm【1530mm】 |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 802mm |
車両重量 | 216kg【226kg】 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 745cc |
ボア×ストローク | 77×80mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 43.1kW/6750rpm |
最大トルク | 69N・m/4750rpm |
燃料タンク容量 | 14.1L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 27° |
トレール量 | 110mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ296mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17 M/C・160/60ZR17 M/C |
まとめ:西野鉄兵