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BMW「F 900 R」「F 900 XR」欧州仕様・2025年モデルの特徴
同じエンジンを共有するロードスターとクロスオーバーモデルがモデルチェンジ
2019年のEICMA(ミラノショー)で発表され、2020年から日本でも販売されているBMWの「F 900 R」と「F 900 XR」。軽量・コンパクトな車体に、排気量895ccの水冷DOHC4バルブ並列2気筒エンジンを搭載する。
「F 900 R」はネイキッドスタイルのロードスターで、「F 900 XR」は長距離走行の快適性に長けたクロスオーバーモデル。大型輸入車のなかでは、日本の道や日本人の体格との相性もよく、ツーリングやワインディング走行を無理なく楽しみやすい2台だ。
欧州で発表された2025年モデルは、欧州の排出ガス規制であるユーロ5+に対応しながら、最高出力105HPをキープ。また軽量化と足まわりを中心とするアップデートが図られた。スタイリングに大きな変更はない。
両モデルともプリロード調整が可能なΦ43mmの倒立フォークを新たに装備。17インチのアルミ鋳造ホイールも新たなもので、従来モデルより1.8kgの軽量化を実現している。BMWのコーナリングABS「BMW Motorrad ABS Pro」も標準装備された。またバッテリーも新たなものとなり、0.8kgの軽量化を果たしている。
さらに「F 900 R」はディメンションが見直され、従来型よりもスポーティなライディングポジションになっている。「F 900 XR」はフロントフェアリングの形状が変更されて空力性能をアップ。これまで以上に長距離走行が快適になったという。USBタイプCの電源ソケットも新たに採用された。
日本仕様車に関するアナウンスはまだないが、これまで販売されてきたことから鑑みても、この新型が導入される可能性は高いだろう。
純正アクセサリーはケース類をはじめ豊富に用意されている。新たなスポーツサイレンサーはBMWとアクラポビッチが共同開発したもので、約1.2kgの軽量化にもつながる。
BMW「F 900 R」「F 900 XR」欧州仕様・2025年モデルのカラー・人気投票
BMW「F 900 R」
「F 900 R」のボディカラーは、「スナッパーロックスブルーメタリック」、「ブラックストームメタリック」「ライトホワイト/レーシングブルーメタリック」の3色。
BMW「F 900 XR」
「F 900 XR」のボディカラーは、「レーシングレッド」、「ブラックストームメタリック」「ライトホワイト/レーシングブルーメタリック」の3色。
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BMW「F 900 R」「F 900 XR」欧州仕様・2025年モデルの動画・写真
BMW「F 900 R」「F 900 XR」欧州仕様・2025年モデルの主なスペック
F 900 R | F 900 XR | |
全長×全幅 | 2140×870mm | 2160×920mm |
ホイールベース | 1514mm | 1535mm |
シート高 | 760/835mm | 775/845mm |
車両重量 | 208kg | 216kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 | |
総排気量 | 895cc | |
ボア×ストローク | 86×77mm | |
圧縮比 | 13.1 | |
最高出力 | 77kW(105HP)/8500rpm | |
最大トルク | 93N・m/6750rpm | |
燃料タンク容量 | 13L | 15.5L |
変速機形式 | 6速リターン | |
ステアリングヘッド角 | 64° | |
トレール量 | 114mm | 105mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ265mmシングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70 ZR 17・180/55 ZR 17 |
まとめ:西野鉄兵